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【中学受験ネタ】1月10日公開模試結果

昨日雪の中、息子が頑張ってテストを受けてきた。

終わって迎えに行くと、
「悔しい。ボク算数で満点取れてた」
と言う。

「おっ、結構いいじゃん。何点だったの?」
「120点」
私は耳を疑った。
「は?」
「だから120点だったよ」
「いや、150点満点と120点の間には30点の差があるんだけど……」
「当たり前じゃん」
「配点30点の問題でも間違ったの?」
「バッカだなあ。そんなことあるわけないじゃん」
「こっちは皮肉で言ったんだよ。で、なにとなにとなにを間違ったんだよ?」
「○と△の問題で、リード文読まずに勘違いしちゃったの。それで□の問題で比を約分できてなかった。それで植木算の問題はかくかくしかじかでね……」
「だからあれほどリード文読めって言ったじゃん。なんで一番大切なこと忘れてんの?」
「いやあ、テスト前心得に書いてなかったから、つい」
我が家では、ケアレスミスの多い息子のために「テスト前心得」といって気をつけなければいけないことを私が作っていて、それをテスト前に読ませるようにしているのだ。
「もういいよ。じゃあ『リード文を読め』もテスト前心得に入れておくから」
「うん、それで大丈夫だよ」
全然大丈夫じゃないよと思いながら次の質問をした。
「でも比を約分できてなかったって、めんどくさい数字のときはユークリッド互除法みたいなの(引き算してその数で割る)やれって言ったじゃん」
「いや、それがね。10:12って書いてしまったんだよ。だからそんなことやらなくてもよかったんだけどね。ははは」
息子のかわいた笑いが我が家に響き渡った。

その他の教科も、まあ凡庸な点数。
おそらく本日結果が出るが、昨日の息子の「終わったな……」という言葉が甦ってきた。

「でも五分五分だけどスカラシップの目はあるとボクは思うよ」
30点も派手に捨てておいて、言うな―。

昨日の開成中学過去問題チャレンジが嘘のような結果であった。はあ。

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