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【中学受験】塾の先生との面談

今日塾の先生との面談があった。

成績のことは一切言われず、息子氏の気が向いたときにしか真面目にやらない態度を指摘された。
例えば、早稲田佐賀の過去問国語の記述問題が白紙なのでどうしてかを聞くと、次の久留米附設の問題が気になってつい、みたいなことをほざいたそう。
さすがに私もマジギレ。受験を馬鹿にするなと。真剣にやっている人に失礼だと。
私の剣幕に驚いたようで、息子氏は涙ぐみながら話を聞いていた。

息子の場合、一事が万事。
「こんなの僕がやる問題じゃない」と傲慢なことを思っているに違いない。
そんな思い上がった人間が受験で成功できるわけがない。
ベストを尽くして力及ばすなら仕方がない。勝敗は時の運。人間万事塞翁が馬。きっと彼の人生にも役に立つはず。
ところが真剣にやらずに、不合格なら、絶対に後悔する。

いや、合格したほうが、その後の人生のためにもよくない。
大して頑張ってもいないのに、結果がうまくいったものだから、「こんなものか」と人生を舐めるに決まっている。
そうして悪い癖がつき、全力を尽くすことができなくなってしまう。
そうなってくると、中学受験という小さな問題だけではない。彼の今後の人生の問題になってくる。

先生と最後に話したのは6月。先生も遠慮がちながら、ずばずば指摘してくれた。よほど言いたかったのだろう。
先生にも指摘され、息子氏もやっとわかったよう。
あと4ヶ月全力で頑張ってくれることを約束してくれた。

それにしても先生の「息子君、もっと大人にならなきゃ」というセリフにはふきだしそうになってしまった。
「それな」と相槌を打ちそうになってしまった。

さて、息子氏は今日から変わってくれるだろうか。

小説が面白いと思ったら、スキしてもらえれば嬉しいです。 講談社から「虫とりのうた」、「赤い蟷螂」、「幼虫旅館」が出版されているので、もしよろしければ! (怖い話です)