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【OB資料集】欲求とモチベーション

今までの人事(実務知識・労働法)、組織論、心理学関連の理論の学びを、私の頭の中でしっかりと体系化された状態にしておきたいという気持ちから、不定期で「理論まとめ」の資料集を作っていこうかと思います。まとめたい項目はざっと100を超すと思うので、いつ終えることができるか分かりませんが、ボチボチやってみます。読者の皆さんに分かりやすく解説することは、現時点では意図していない(自己満足)のでご了承ください。(いつか将来、分かりやすく解説する内容にブラッシュアップして、出版なんかできたら嬉しいですね)

 モチベーション理論は、ある意味、私が人事を目指すきっかけでした。大学2年生になって専門科目が始まり受講した「経営学(入門)」の講義で、一番最初に教えてもらった理論でした。若くておしゃれな先生(U先生、元気かなあ)が講義を担当されてたのですが、組織行動論を学ぶ意義、理論と実践の往復の重要性、科学哲学やメソドロジーの入口まで、その先生に教えていただきました。そこから組織行動論に興味を持ち、今に至ります。

 モチベーションとは、「目標に向けて行動を方向付け、活性化し、維持する心理的プロセス」と定義されますが、難しい概念だなと改めて思います。たくさんの理論が提示されていますが、欲求内容それ自体を説明する「内容理論」と、仕事の過程の中でどのように動機づけられるかのプロセスを説明する「過程理論」に大きく2分されます。

 前者で有名なのが、マズローの欲求五段階説、ハーズバーグの動機付け・衛生要因理論です。後者では、デシの内発的モチベーション理論や、人事実務(特に評価制度設計)に応用しやすいという側面で、職務特性理論や期待理論が実務家には知られているかと思います。

 服部先生(2020)の著書では、最新の研究も紹介されており、自己調整・自我枯渇理論、ジョブ・クラフティングなどは、初めて知りました。

 やはり、職務特性理論や期待理論は、現実の職務設計や報酬設計と結びつけて検討することができるので、ライン・マネージャーが組織をマネジメントする上で大きな参考情報になるのではないかと、改めて感じました。マネージャー向け資料集として、分かりやすい理論解説を作成してみようと思いました。

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スライド2

OB資料集

<参考文献リスト>



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