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【自動車ライター流】窓ふきのススメ

はじめに

年末の掃除、浴室の鏡や洗面台、リビングの窓ガラスを拭き掃除すると思います。

重曹や、ガラスマジックリンなど様々な洗剤が販売されており、とりあえず吹き付けて拭けば奇麗になりますが、ちょっとしたポイントを抑えると、非常にきれいに仕上がります!

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何が、どうして、自動車ライター流かと言いますと、、、

ガソリンスタンドでのアルバイトや、自動車ライターとして培ったノウハウから今回の話を書こうと思ったから。例えば、車の窓の頑固な水アカ、撥水加工、コーティングなど実践中に体験したこと、学んだことです。

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そこで思ったのは、「別に車の窓ふきだけじゃなくて、自宅の窓や鏡も同じように掃除すれば、いいんじゃね?」という事でした。

基本の動作は、当然ながら上から下で拭いていきますが、それ以外にも抑えたいポイントがいくつかあります!

それをまとめていきたいと思います。

あると便利な道具

窓ふきの時にあると、便利な道具を列挙します。

マイクロファイバータオル2枚以上(濡拭用、乾拭用)
バケツ
スクイーパー(水切り)
ペーパータオル
不要になったビーチサンダル(ブロックマットなどでも代用可)

このぐらいあると、かなりきっちりした掃除ができます。

例えば、頑固な水アカと戦うときに、ビーチサンダルを手になじむサイズや、細かい部分に差し込みやすいサイズで、三角や四角く切り出して、作ったベースに、ペーパータオルを巻き、洗剤を吹き付け、スポンジのような感じで使えば、細かい部分までスポンジが入って奇麗に磨くことができます。

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※ダイソーHPより

また、屋外などの大きな面積のガラスを磨くときは、スクイーパーで一気に水切りをすれば、楽に作業を終えることができます。

マイクロファイバータオルや、雑巾は、硬く絞った濡拭と、乾拭と分けることで、作業効率や、仕上がりがグッと差になります。

このように、磨き、水拭き、仕上げと、道具を工夫して使って、適材適所、特徴にあった磨き方をする事が、作業のポイントです。

どれも100円均一や、ホームセンターで安価に変えるものばかりですので、いつもの洗剤と合わせて使ってみてください。

窓や鏡の白いアイツをどうにかしたい!

まず、浴室の鏡などは特にそうですが、窓や、ガラスにある、水滴の跡が白くクッキリ残っている汚れを落とす。

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浴室の場合は、白い汚れの成分が石鹸の成分だったりすることが多く、お湯で溶かして拭けば、簡単に落ちたりしますが、頑固なものには手を焼きます。

実は、頑固な汚れは、水に含まれる有機物(ミネラル成分)が固まったものだったりします(屋外窓や車の窓でもよくある)。

この頑固な、カッチンカッチンに硬いミネラル分(いわゆる水アカ)を取り除くには、2つの方法があります。

方法1.削り取る
方法2.溶かす

まず、削り取る方法では、コンパウンドという研磨剤(細かい粒子のザラザラしたもの)を使用して、擦って削り取るという荒業です。電動工具があれば比較的簡単ですが、手でやるとなると筋肉痛待ったなし。

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※3MのHPより

次に、生活の知恵的によく言われている、お酢や、柑橘油に含まれる成分で、ミネラル成分を溶かし、拭き取る方法です。

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※リンレイHPより

個人的には、水アカは、溶かす方が疲れないのでお勧めです。

汚れを溶かし落とすポイントは、水アカを溶かす時間を、どれだけ作れるかという事です。当然、長くつけおきできればいいわけです。

私がよくやるのは、キッチンペーパーに洗剤をビッチャビチャになるまで吹き付けて、落としたい汚れ部分に張り付けてしまいます。注意点としては、乾燥させないように、定期的に溶剤を吹き付ける事です。

そして、30分くらいしてから拭き取ると、なかなかきれいに落ちてくれます。それ以上に頑固なものは、より強い液性のものを使うか、削り取るしかなくなります。

この話は、結局、車の洗車のボディーコーティングの下地作りに相当するものです。化粧でも一緒だと思いますが(したことないからアレですが)、ベースがしっかりしていると、上手にできるとかに似たことなのかもしれません。

汚れをつきにくくするために

それで、せっかく奇麗にしたら、次はもっと楽に掃除がしたいと思うようになるでしょう。

そのためにしておくとよいのが、コーティングです。

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※ソフト99HPより

自動車では、ガラコや、レインX、簡易コーティング剤など、様々に販売されており、車用として販売されるガラス用の撥水剤は、かなり大きい市場です。

そのため、種類も豊富、実績も十分、価格も安いという、いいことしかない状態。

それぞれに、お勧めの窓撥水剤を紹介したいと思います。

浴室鏡向きの撥水剤

曇ったり、水滴が邪魔だな、と感じないために、オススメのタイプを紹介します。

例、ガラコミラーコートzero

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この商品群は、蓮の葉など表面に細かい凹凸を形成して、垂直に設置された鏡などには、一切の水滴がつかなくなります。

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ロータス効果という自浄作用を持った蓮ですが、水分を纏わないようにする特徴があります。これが表面の細かな凹凸によるもので、それを人工的に真似た商品となっています。

実際に、自分の車のドアミラーに使っていますが、本当に水滴はポロポロと落ちていきます。

しかし、雑巾などで拭き取ると、それで効果はなくなりますので、うっかり手でこすらないように注意しましょう。

その他のガラスや鏡

正直、車のように定期的に窓を拭いたり、洗車するわけでもないので、屋外のガラス面は、結局汚れてしまいます。窓も安価なものでも十分といえます。

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※カインズHPより

通常の窓撥水剤は、窓やガラスに水滴と、汚れが付きにくくすることが目的(汚れが付かないとはいってない)なので、洗面台の鏡(屋内設置)などでは、雨や砂埃などの外的要因も少なく、300円くらいで売られている格安の撥水剤でも、使えれば十分に効果を発揮してくれます。

結局汚れるのに、コーティングしておいた方がいい理由は、もともと有機質のガラスは、水分中に含まれるミネラル成分と結びつきやすい素材だからです。

ガラスと汚れの間に、コーティングの層があることで、有機質同士の結びつきを阻害します。そうすると、汚れが付きにく、落としやすくなりますので、とりあえずやっておくと、次の時の掃除が楽になります。

例えるなら、カレーをお皿に盛りつける時に、間にサランラップを挟むと、カレーがお皿に直接触れないので、ラップだけ交換すれば、ゴシゴシとスポンジで洗わなくてもよいといった具合と似ています。

まとめ

車の窓ふきも日常に落とし込めば、自宅水回りの水アカ汚れだったり、そのごの掃除にまでも落とし込めるとは、あまり考えた事が無いと思います。

車の窓に人気の撥水剤、試しに使ってみたけど、あまり気に入らずそのまま放置しているなんてことは、割とありがちな話です。

せっかくなので、今年の年末に、自宅窓や、鏡用に使ってみてはいかがでしょうか。

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