【自動車ライターと見るニュース】自動車のメーターのよもやま話
今どきの人って、自動車のメーターの絵を描いた時に、デジタルメーターを書く人が事が多いんじゃないでしょうか。特に子供が描いた絵などには、今なら液晶画面で描くことが多いのではないかと思います。
実際、今売れている車の多くには、インフォメーション表示部だけでなく、メーター自体が液晶なんて車も多く見受けられます。つまるところ、数字が見れればなんでもいいし、表示する情報も増えたことから液晶が増えたといっていいでしょう。
そんなことを思っているところに、こんな記事を見つけました。
今や300km/h超も登場! 日本車の速度メーター なぜ180km/h上限ではなくなったのか
この記事では、速度計は何で180km/hなのかというところで話しています(軽自動車では140km/h)。
簡単に説明すると、1960年以降の日本の車は、高性能化、ハイパワー化、最高速といった性能をアピールするために、メーターには200km/hを超える高い速度まで計れるメーターが装着されていたこと。
その後、1980年代になると、事故が増え、105km/hを超えると鳴るキンコンブザーなどの採用が進んだこと。
その後、自主規制という名目の元、速度リミッターを180km/h(軽は140km/h)で表示されるようになったことなどが説明されています。
思ったこと
確かに歴史的背景から見ても、高性能な車には180km/h以上表示可能なものも多くて、と思ったのですがふと思いました。
今のデジタルメーター世代には、それが通用しないんじゃないかと。特に、使わないなら無駄じゃないかと思っている人が増えてきたんじゃないかと。
逆に機能性を求めたメーターが、高性能の証になっているように感じます。
デジタルメーターの今昔
※アウディ RS Q3のメーター
こっちのメーターのほうが、豊富な情報量で、欲しい情報も中央にまとまって表示されていて、レーシングカーのようなレイアウトです。
※よくレーシングカーについているメーター
そこはかとなく似ています。デジタルなら260km/hでも320km/hでも、出れば出るだけ表示されるし、いろんな情報を切り替えて表示できますね。
昔あったデジタルメーターも、実はこんな感じだったんです。
※1980年代のトヨタカローラのデジタルメーター
やりたいことは分かりますし、当時考える近未来はこんな車だったんですね。現代の車は、このデジタルメーターのイメージが進化した感じになっています。
※R34 GT-Rのメーター
自分は、こういったアナログなメーターが好きな人ではありますが、時の流れは残酷なもので、流行があったりして、ちょっと古臭い感じがするのも事実だったりする気もします。
よくいえば、ノスタルジーを感じる雰囲気です。
まとめ:結局何がいいのか問題
自動車ライター的に言うのであれば、街乗りなら、速度計、燃料計、水温計くらいしか見ないので、サクッとまとめて表示して、ナビの画面が見やすい位置にあるほうが嬉しいし。
走行会とかサーキットを走るときに、ラップタイムや、ギアポジション、Gセンサーの情報、水温、油温が見れると嬉しい感じです。
やったらできるんじゃないですかね、こういうレイアウト自由なメーター。社外品ならレイアウトを変更できるOBD2メーターもあるし。
※激安中国製でも、このクオリティ。
自動車ライター的には、アナログメーターは好きな人が乗ればいいと思います(個人的には、こっちの気持ちが強い)。
ただ、本気で走ったり、なんかごちゃごちゃしてーと思うなら、液晶メーターが相性いい感じだと思ったりしています。欲しい情報が、見たい場所で見れるもののほうが、応用効いて便利なのでしょうね(レーシングカー好きなので、こっちも正直あこがれている)。
結論的には、いいメーター=便利なメーターという事であれば、現代の液晶デジタルメーターが1番なんじゃないかと思います。
おそらく、オジサン世代には、メーターを見て性能を推し量っていた世代も残っていますので、こういう話も出るのかなと思いますが、デジタルメーターを見慣れている人なら、圧倒的にデジタルのほうが便利なのかなと思います。
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