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長く居ると、見えなくなるもの

昨日書いたものを二分した、後半部分です。

何も考えずに書き出しているから、こんな事になってしまう。


アフリカといっても大きく、僕がいるのは東アフリカのケニア

ケニアは、赤道上のインド洋に面する国。
だから、地図上で見つけるのは簡単。

ケニアの国土には、アフリカ大陸東部を二分する、大地溝帯という大地の割れ目が南北に走っている。
大地溝帯と重なる、ケニア中央部から西部にかけて、高低差が大きく地形が複雑。

ナイロビですら標高1700m、ウガンダへと続くメインロード、ナイロビから50キロばかり、最初の峠は、標高2700m弱と結構な標高。
ケニアには、キリマンジャロ5895mに続いてアフリカ大陸第2位の標高を持つケニア山5199mもある。

ケニアといえば陸上、中距離、長距離の強い選手たちで有名。
多くの世界レベルの選手はケニア西部の高地出身。
選手のトレーニング村もそんなケニア西部の高地に位置する。

こんな一般的な事書いてもしょうがないな。
そうでもないのかな???
AIにでも聞けばすぐに答えてくれる事。

思いつくままにタイピングしているので失礼。

とりあえず、カメラマンIWAMOTOアイを通した ひねくれ視点で。

長く居ると、見えなくなるもの


どれもこれも、こちらケニアに住んでいては当たり前と感じたりするものも、日本的にはなかなか珍しいような事も多々あるのだ。

ロケなどで日本から来た人とご一緒したりすると、日本から来た人の、目の付け所の新鮮さ、こちら側が逆に教えてもらう事が多々ある。

人々の髪型や服装などのファッション、道端で髪を編んでいる人、都会の道路を横切る牛の群れ。自転車を改造してペダルでグラインダーを回し、包丁の刃を研ぐ人、などなど

住んでいたら別になんとも思わない日常の姿。

見慣れて当たり前となった場面などを見つけてくれ、逆にこちらが、楽しませてもらったり。

比べる相手が日本だと、その生活様式やら、相当に違う。
飛行機に乗る前は日本、そして今居るのがアフリカ、そのギャップ、インパクトは相当に大きいはず。

上の写真は、しばらく雨が降らず、食べ物もなくガリガリにやせ細った牛たち。
離れた場所から草を求めてナイロビの町にやってきたもの。

僕としては、雨が降っていないから大変だなー程度にしか思わなかった。
でもよく考えると、ナイロビの町の中心部に牛たちがやってくるのも、普通じゃないな。

僕自身、日本を出てからしばらく経過しているので、日本のイメージは遠い昔の記憶。
比べる相手が、タンザニアだったり、ウガンダだったりしてもその差は大した事がない。

ある意味そんな、視点を研ぎ澄ますべくカメラマンという職業、その場に長くいれば良いわけでもないと気づかされる。


やはり、普段の日常から離れる旅は、自らの知見の範囲を広げるのには重要だと感じるのであった。

僕の大きく心に刻まれた最初の旅行は、北海道、苫小牧発、苫小牧着、道東一周自転車旅行。


この旅行をしていなかったら、僕はたぶんサラリーマンだったのだな。

という事で、旅行は良い事だけでなく、人生を踏み間違えるきっかけになるかもしれないので、ご用心。

北海道のたびのエピソードをちょっとだけ

お金がないから、2週間、全て野宿やら、キャンプ。
一泊だけ襟裳岬の民宿に泊まった、理由は台風が近くを通過するとのことだったので、奮発した。2食付き4000円。

キャンプするのも、お金のかからない、川原が多かった。

走っていて、大体暗くなりかけたころに、平らで良さげな場所を見つけ、キャンプをする。そんなスタイル。
なかなか良い場所が見つからず、どんどん進んで暗くなる。
そんな事も多かった。

飢えていた筆者

十勝の海辺のキャンプ場、名前はオコタッペキャンプ場と今でも思い出す。

テントを設営していると、場内放送が流れた。
「いわもと たかし くん、キャンプ場管理室まできてください。」
何か悪さしたか???

怒られるんじゃないかと、恐る恐る管理室に行くと。
「お腹空いてるだろう?」
「これ食え!」
と、暖かいカレーライスをご馳走してくれたのだ。

いまさらながら、カレーライスご馳走様でした。
このカレーライスは、お腹だけではなく、心にも深く染み渡ったようだ。
いまだ、思い出すほどに心に強く刻まれいてる。

いやいや、場内放送で呼ばれたときはびっくりしたけど、うれしい誤算。
はたから見ると、それだけ飢えているように見えだったようだ。

料理もノウハウも何も知らない当時の筆者が、限られたお金で、外食もせず、自炊。
たいした物を食わずに、それでいて自転車で長距離ライド。
体重は見る見る減っていく。

この日は、たらふく食べて、砂の上の柔らかな寝床でぐっすりと眠ったのを思い出す。


旅行を終え、東京に帰ると、その雑踏の居心地の悪さを、今まで以上に強く感じるようになったのだ。

あー地方に住みたい!と

結局、旅行してよかったのかな?


あれ、題名は?

長く居ると見えなくなるもの

ちょっと題名と違うくないか?
ま、いいか!

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