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なりゆき畑記録

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記事一覧

自然と放任(畑記録)

自然と放任(畑記録)

直播きしてほとんど介入せずの畑1年目。
少なかったけれどおいしい安納芋ができた。
肥料なしの今の土でとれた夏野菜は
ほぼ芋と豆ばかり、ミニトマトや茄子は少しだけ。
ルッコラとジャガイモ後にまいたニラは元気。
オカヒジキは発芽したかもわからず行方不明に。
(オカヒジキはポットで種をまいてても
うんともすんもとゆわないので、種の問題ぽい)


夏野菜を終えてみた感想(菊芋残ってるが)。

野生児たち

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なんのために生まれて、なにをして生きるのか(畑記録)

なんのために生まれて、なにをして生きるのか(畑記録)


畑にあるイチジクの実が熟すのを待っていたら、昨日カナブンが2匹も突っこんでいて、子は涙目でコラーッとカナブンに一生懸命怒ってた。なので少し早めに収穫してみたけれど、甘くて良かったね。平和だ。

高校の頃は物理や数学が得意で、それが人生に何かもたらすとは想像もしなかったんだけども。

ばらばらなようにみえることすべてにおいて、エネルギー保存の法則は真理だったんだ、ととらえるようになった頃から人生

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サツマイモ定植(畑記録)

サツマイモ定植(畑記録)

先日サツマイモのつるを定植した。
6月頭に16kgを抱っこしたまま階段を1段踏み外し、しばらくまともに歩けなくてすっかり遅くなってしまった…!

4月上旬に植えたタネイモからはすっかり立派なつるが伸びて、たくさん挿し穂が取れた。

水につけて根が出てきたつるを草の中に植えて、それでもやはり萎れやすいので拾った竹とござで日除けを作って…。

うーむ、なんだかサツマイモにも負担だし、屋根つくるのは楽し

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病気とは経過であり、成長の一つ(畑記録)

病気とは経過であり、成長の一つ(畑記録)

"病気とは経過であり、成長の一つ" だって、大阪に住んでいた時によく行っていたファンキーな野菜屋さんが言っていた。

体には46億年のDNAの記憶があり、傷が勝手に癒えるように、体は自然と治ろうとするように設計されていて、その過程を病気と名付けているのだと。治り方は体が知っているのだから、感覚や直感にたずねて体が必要としているようにしていくのだと。

そして、すべてのものは最後は土に還っていくと。

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スモール イズ ビューティフル(畑記録)

スモール イズ ビューティフル(畑記録)

※春に畑づくりを始めた頃に書いて下書きのままになっていた文章です。

畑を整えたり、盆栽を手入れしたりとやること盛りだくさんで楽しい。

ここは以前住んでいた方が畑をされていたそうだけれど、引っ越してきた時は笹ススキヨモギのジャングルに還っていた。それがあるがままならパンダでも住むのが自然の摂理なんかな? でも、人間も自然の一部なら、そもそも人間の営むどんな農法も広義では自然農法ってことかな? …

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植物はちょうどいいを知っている (畑記録)

植物はちょうどいいを知っている (畑記録)

今年最後のひとつぶを収穫。
冬に畑にイチゴを植えようと思っていたら、お隣さんから先月おすそ分けをもらったイチゴ。ただ、この辺りはイチゴ好きなアライグマが住んでいて地植えは難しいのだそうで、植木鉢に植えて日々出し入れしたけれど、それも終わり。ありがとう、あとは好きに育っておくれ。

先日まいた枝豆、四角豆、ゴーヤ、えんぴつ茄子、甘長唐辛子、トマトの種、1番先にまいた枝豆の芽を無事に草の中から発見でき

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すべてはひとつの渦の中で (畑記録)

すべてはひとつの渦の中で (畑記録)

畑に自生しているカラスノエンドウ、プクプクのさやを剥くと美しいこと…! あまり味わいはないけれど豆ごはんに。ルッコラのベビーリーフも元気に育っている。

先月、サツマイモの蔓を植える予定の畝に挿した芽が出始めのサツマイモ、暖かくなってきてようやく少しだけ成長してきた。モッサモサのジャガイモとえらい違い。

温床で育てたらもう植え付けられるくらい大きな蔓になっているのだろうけれど、暖かくして急いで大

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人間の良心を信頼する (畑記録)

人間の良心を信頼する (畑記録)

去年の夏、越してきた時にはまったく葉っぱがなく死んでるのかな? と思った畑の桃の木は満開を過ぎ、畑と家の横に連なる桜並木もほぼ咲いた。

あっちこっちで赤ちゃん葉っぱが芽吹き、カラフルに花開き始めるこの季節は、人だって新陳代謝を毎瞬毎瞬くりかえしているってことを再確認する。


この3年いろんな感情が湧いては流れ、脱皮をくりかえし、今はただ土と種とともにある喜びで満たされている。最終的に "人間

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