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バレーボール「目指せ!日向翔陽」

✅対象:中学生1年生 男子 
✅単元:バレーボール(キャッチバレー)
✅単元目標
・作戦を生かした多彩な攻撃や様々な守備のフォーメーションができる。
・チームの課題をみつけ、その課題に応じた練習方法を選ぶことができる。
・相手チームの動きを読みチーム独自の作戦を立てることができる。
✅キャッチバレーボールのルール
・人 数 : 4人制(1チーム7名)
・チーム : 体育委員中心に生徒が編成
・コート : バドミントンコート
・ネットの高さ : 2m
(バドミントンの支柱でアジャスターを使用)
・サービス : 投げ入れ
・触球方法 : アタックヒット以外はキャッチ・ブロックあり

アジャスター

コート

1時間目


学習内容
●オリエンテーション
●試しのゲーム

●授業の様子
ルールの理解が不十分で戸惑う生徒が多いように感じた。また、初球をキャッチした生徒が、どこにパスをすれば良いか分からないため、キャッチ・トス・アタックの動きが断片的で連続性がなく、お互いに声を掛け合うことも少ないなど、全体的に消極的な様子であった。
振り返りには、「積極的にボールを触ろう!」「声が少なく、楽しそうにプレイしていない。」「みんなルールがわからず困惑していた。」の記述があった。

2時間目

学習内容
●オープン攻撃(助走とジャンプ・アタックのタイミング)

●指導のポイント
踏み切りは、1・2・3のリズム(右打ちなら、右足・左足・右足)
一人がボールを下手投げでボールを上げる、もう一人がジャンプし最高到達点でキャッチする

●授業の様子
低いネットのため、気持ちよくアタックを打てる生徒が多くなり、練習でもゲームでも、少し活気が生まれた。また、ルールについてお互いに教え合う場面があった。
振り返りには、「一人ひとりのミスが目立ってしまった。」「一人の人がアタックをしていたので面白くなかった。」「後ろの2人が打とうとしていないので、もっと積極的に後ろも打ちに行くべき」の記述があった。

3時間目

学習内容
●オープン攻撃/クイック攻撃  ※2時間目の図を参照

●指導のポイント
セッターのタイミングでトスを上げるのではなく、アタッカーが走り出しジャンプしたタイミングに合わせてトスを上げる

●授業の様子
授業の流れを理解し、主体的に動く生徒が増え、アタックの方法やトスのタイミングについてお互いに意見を交換する場面があった。振り返りには、「試合中に声を出して、いろんなアタックをしよう。」「声かけをすればトスの人とアタックの人のタイミングが合う。」「一人ひとりが積極的に動けていてよいプレイだった。」の記述があった。

4時間目

学習内容
●サインプレー
・オープン攻撃/クイック攻撃 ※2時間目の図を参照
・移動攻撃

●指導のポイント
・身体が横に流れていきやすいの、最後の踏切足のつま先をネットに90度する
・慣れてきたらバックトスを導入(黄セッターは、赤セッターの頭上を超すようにトス)
●ブロック

●指導のポイント
・ネットタッチにならないよう、真っすぐ上に飛ぶ
・ボールがあった瞬間、手首を返すと、ボールは下にいく

●授業の様子
サインプレーはスムーズにできたが、アタッカーが固定されるケースが多くあり、ブロックにつかまることが多かった。自分たちが意図した攻撃が生まれることで、練習から「ナイス!」などの褒め合う声が多く聞こえ、活気が生まれて雰囲気の変化を感じた。しかし、守備隊形に関する説明に対しては、動きを理解していない生徒が多いように感じた。
振り返りには、「いろいろな攻撃をできるようになってきた。」「ナイスの声かけが増えた。」「サインの見せ方をみやすいように工夫する。」の記述があった。

5時間目

学習内容
●チーム練習練習
・相手の守備とブロックを意識した攻撃
・相手の動きを読んだブロックとブロックカバー

●指導のポイント(攻撃)
・セッター以外の3人が3通りの選択肢に入ることで、多彩な攻撃となる
・サーブが入る前に、セッターはサインを出す

●指導のポイント(守備)
・ブロックに何人が入り、どのコースを消すのかを考える
・コートバランスを考えて立つ

●授業の様子
攻撃が多彩になり、比例してコミュニケーションが増えた。攻撃に面白さを感じている生徒が多いようで、守備隊形は、変化があまり生じなかった。
振り返りには、「攻撃の仕方がほとんど一緒、新しい技を覚えたい。」「もっと声を出すとよくなる」の記述があった。

6時間目

学習内容
●チーム練習(5時間目を参照)
●テストマッチ

●授業の様子
1時間目と比べて、積極的に仲間と関わりながらコミュニケーションをとる生徒が多くなった。振り返りには、「相手のローテーションを見てアタックの仕方をチームで考えたい」「チームで点をとれるようになってきた。」の記述があった。 

7-8時間目

学習内容
●リーグ戦
●学習の様子
多彩な攻撃パターンを止めるために、サーブで崩したり、守備隊形を工夫する姿が見えた。また、これまでの学習を生かし、良いプレーを褒め合ったり、失敗には「ドンマイ!」「切り替えよう!」などの肯定的な声かけの中で試合が行われた。積極的に生徒同士が声を掛け合う場面が多くなり、活気と生徒の笑顔が増えた。

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