35回分の「憂鬱じゃない日曜日」
前職では、日曜日が憂鬱で仕方がなかった。
AMまでにクライアントに送らなければいけないレポート作成。前週も進捗できなかったプロジェクトの報告。つまらない保守のルーティンワーク。自分がいなくてもいいミーティングの数々。
そんな明日から始まる仕事を想像して、日曜日は、心がいつもざわついた。ざわつく気持ちをnoteに吐き出しても治まることはなかった。端的に辛かった。
そういえば新卒の頃、先輩との飲み会で「社会人はどうだ」と訊かれた時、私は真っ先に「自分は、日曜日が憂鬱になるような仕事の仕方をする人間になりたくないと思っていた。でも、こんなにも日曜日が憂鬱だなんて」とこぼして、慰められたことがあった。先輩は元気だろうか?
そんな嫌いな日曜日も、去年の9月いっぱいで仕事を辞めてからは、好きでも嫌いでもなくなった。
私は定年するまできっと、もう二度と日曜日を愛せず、憎むことしかできないと思っていた。本気で。
だから無職になって、日曜日を他の曜日と対等に扱えるようになったことが、心底嬉しかった。
さっき数えたら、私が無職で迎えた日曜日は35回。
本当に贅沢な人生の夏休みだった。悔いが全くない。仕事決めずに辞めたら?と背中を押してくれたコーチに感謝したい。仕事を辞めると決めてくれた過去の自分にもありがとう。
多分仕事を再開したら、日曜日は憂鬱でまた嫌いになるかもしれない。でもできたら、前職よりは憂鬱な日がちょっとでも減ったら、というか、減るような仕事の仕方をしたいなと思っている。
35回分の幸せな日曜日の記憶を大事にしていきたいな〜。
収入の目処も立つし、久しぶりにバーに行こうかな〜。あ〜、今日含めて残り2回の幸せな日曜日。雨のしとしと音が心地良い日曜日。日曜日、またね👋