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上高地を歩く

8月末。気づけば蝉の音もはるか遠くに聞こえる。
会社を休む人も増え始め、暗黙に増えた仕事の皺寄せをこなしていた。
今夏に雲の平へ行けなかった想いを叫ぶために、社内でミンミン鳴きながら働いていたのである。

そんな中、会社で天井を見上げていると上高地の景色が頭に思い浮かんで離れなくなった。
「仕事辞めてぇ…(身体が自然を求めている)」
そういえば、上高地へは何度も訪れたけど大正池からハイキングしたことないなぁと思い、天気模様と休日が合致したので飛び出すことにした。
(今年、雨と休日の仲良すぎません...?)

あかんだな駐車場に着。

うーん、ギリギリの天気か?

あかんだな発上高地行きのバスに乗る。

“上高地行き”という文字のパワーな?

大正池で下車し、案内に従って降りる。
上高地ハイキングのスタートとなる。


降りて広がる景色。
深呼吸するだけで飛び出した甲斐があった。

焼岳
大正池から望む穂高連峰

基本的に整備された1本道を歩くので迷うことはない。道中では様々な景色を見る事が出来るので、自然との距離感を大事にしながら物思いに歩くのが好きである。

9月初旬の朝。標高1500mで気温は20度前後。

途中、梓川沿いに出てはのんびりする。

「アメリカのJMTもこんな感じなのかな?」と歩きながら考えていると、上高地は和製ヨセミテ国立公園なるのかな?
自然保護という考えは綺麗な自然に触れることで芽生えてくるので、みんなももっと自然に触れような!

そしてこれは今1番落としてはいけないゴミ。

途中で道が分岐するのでウエストンレリーフの前を通る梓川沿いのルートを歩く。

道沿いにひっそりと設置されてるのが良い。

河童橋に到着。
いつ見ても良いよなぁ…

まだまだ先にある明神池まで歩く予定だけど河童橋周辺で休憩とする。ハイキング途中でも周辺には食事できるところが多々ある。
ゆとり持って生きるとは人生の余白を楽しむこと。ゴールはあるけど道中の過ごし方は自由なのだ。
生き急ぐと余白を詰めてしまうので、これからは頑張る部分と頑張らない部分の見極めが大事になってくるなーと思索しながらアップルパイを食べる。

アップルパイとアップルティー。

河童橋から明神池を目指す。
自然探勝エリアに踏み入れると、一層、自然と近くなったような景色になります。

注意書きに気をつけような!

河童橋から3kmの道のりを歩いて今回のゴールとなる明神池に到着した。
いつも涸沢方面へと向かっていたので明神池には来たことがなかった。
隣にある嘉門次小屋でお酒飲めるのはいいな…
拝観料を払い、明神池を観に行く。

明神一之池
明神二之池

左岸ルートから上高地まで戻り、約10kmのハイキングコースを歩きました。
やっぱり、自然に触れる機会を作りたいと思えたこと、自分のことやその土地の世界観を知るためにハイキング(歩き旅)というジャンルが自分の性格に合ってるなと新たな気付きがあったので、飛び出して良かったです。
会社へのお土産は買いませんでした。終わり。

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