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フジツネの精神 【地方空き家サバイバル,2日目,2022/5/24(火)】

『となりのトトロ』のパパになった気分で,家の状態を確認し,虫の洗礼を受けた初日。荷物も届き,近隣住民にも歓迎され,安心して熟睡できた。

昨日挨拶した近所のおじさんが気にかけてくれて,色々と話をした。おじさんの本業は塗装職人っぽいが,日本の各地で多種多様な仕事をしており何者なのかつかめていない。こんな面白い実践家になりたいと思った。

そんな私の実践生活2日目を記す。

今日やったこと

今日やったことは,以下のとおり。

・道具の調達
・庭の開墾作業
・祖父母の遺品整理

今回の地方移住の目的のひとつである,家庭菜園を開始するために,庭の開墾作業と,そのための道具の調達を行った。また,明日の資源ごみに間に合うように,祖父母の遺品の本を整理した。

車なき調達

私は車を持っていない。地方生活の必需品と言われる車を。免許はあるが,金がないので,しょうがない。そこで,金があった頃に買った自転車に乗って,ホームセンターとスーパーに行った。目的は,スコップと箒,市の有料ゴミ袋,食料の調達である。案の定,スコップと箒はリュックに入らなかった。食料も結構買っちゃったので,スーパーの駐車場で5分くらい荷造りをすることになった。帰り道は,スコップが落ちたら危ないなと思ったが,歩道は広く歩行者もいない。地方の良いところが味方し,無事帰宅。

庭の開墾作業,畑の匂いがしない…

今回の地方移住の目的のひとつは,家庭菜園の可能性を知ることである。家庭菜園歴1年の浅い経験から,「売れないけど食える野菜なら,手間をかけず収穫できるのでは」という仮設が出た。これを検証したい。

まず一歩目として,庭の開墾作業をした。庭木と家により,日当たりが微妙だが,とりあえずスコップで耕してみた。雑草が茂っていたので,豊かな土だと期待したが,ガッチガチに硬かった。また,借りていた市民農園の土のような匂いがしなかった。たぶん,土壌の微生物が少ないのだと思う。どうやら,土づくりからスタートする必要がありそうだ。とりあえず,を買って作戦をたてることにした。

終わりに

田舎で車がないのは,不便だと痛感した。とはいえ,工夫でなんとかなった。こんな現在の私を勇気づけてくれている言葉を紹介する。

「不自由を常と思えば,不足なし」by 徳川家康

私は「フジツネの精神」と名付けてみたが,自分の中ですら定着していない。原文がカッコ良すぎる。

つづく

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