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汚い排気口の先には 【地方空き家サバイバル,13日目,2022/6/4(土)】

今日は久しぶりに,スーパーとホームセンター以外のところへ行った。車がないので,バスで。バス停がわからず一本乗りそこなったが,到着したのは図書館。欲しいのは,古民家での生活術に関する本だ。

この1,2週間で今の家を気に入ってしまった。これから自分でリフォームしていくのだが,下手なことをして,この家の良さをつぶしたくない。この家は,築50年の無垢材でつくられた木造建築である。腕の良い大工に作られたと聞いているため,昔の知恵が盛り込まれていると期待している。

昔の人の知恵を拝借したい。昔の人は,複雑で予測不能な自然に対し,どう立ち回ってきたのか。長年の実践と経験でしか得られない知恵を掘り起こしたい。今の技術は,自然を排除した都市用のものであり,自然豊かな地に対応できるのか疑問だ。

自然豊かなこの地に住んでみて,いろいろな疑問が沸いてきた。なんとなく,自分がやりたいことが見つかってきている気がしている。でも,まずは掃除だ。この家はまだまだ汚い。

そんな私の,空き家掃除生活13日目を記す。

やったこと

今日やったことは,以下のとおり。
・ゴミの整理
・キッチンの掃除(排気口)
・ご近所さんとの食事その2

キッチンの掃除

キッチンの掃除をした。ここは,油汚れの巣窟なので,水ぶきしてもなかなかきれいにならない。石鹸をつかっても結構時間がかかる。

特に,排気口がすごいことになっていた。いったい何年掃除しないとこうなるんだろう。油とホコリによるツララが垂れ下がっていた。勇気をだし,そこに顔をつっこみ,拭いた。なんとか積年の汚れを取り除けた。

この排気口から,屋根裏がのぞけるようになっていた。本にのっていた,和小屋の小屋組みを目前にして興奮した。りっぱな梁や柱が,50年たったいまでも健在で,屋根を支えてくれていた。素晴らしい。

ご近所さんとの食事その2

近所のお医者さんにごちそうになった。この地で40年ものあいだ,働いているため,患者さんを通して,この地の情報が集まってくるようだ。たくさんのことを教えてもらった。この地で江戸時代から8代も医者を続けている家だそうで,この地への思い入れの強さも感じた。この地に根をはり,周りの人に「先生」と親しまれている姿が,なんとなく印象に残った。

終わりに

今日一緒に食事をしたお医者さんは,とても実践的な方だと感じた。数々の現場で臨機応変に対応してきたのだろう。他の人達からも,実践的な雰囲気を感じる。つまらないルールや役割にこだわらず,結果にこだわる。そんな実践的な雰囲気がする。誰が何をしたかが,わかりやすいからだろうか。

最後まで読んでくれて,ありがとう。

移住の背景と現状は,以下をどうぞ。
移住を決断した理由(文章のみ)
最近の状況(写真多めでサクッと読める)

それでは,また明日。

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