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センスがないんさ。

自由を与えられている人間は、たえず罪を犯す危険にさらされているわけで、そのためにたえずきびしい反省が必要となり、たえず謙虚に出直すことが要請されているのだといえる。

            神谷美恵子


SNSなどでの匿名性というのがどうも苦手だ。

いや、ハンドルネームやラジオネームや芸名などを使っている人が苦手というわけではない。
それは、絡んでこなければ、他人をけなしたり、他人に暴力的な発言をしたり、なにか批評したりするのに匿名に隠れてやる、っていうことでなければ、全然問題ないと思っている。

何が苦手かというと、ハンドルネームやラジオネームのようなものを考えてみてもダサくて、つまらないものしか思い浮かばない。

ラジオやテレビやなんかで、自分が出したメールや手紙が読まれるとする。

「ハンドルネーム〇〇さんから〜〜〜〜」

と、なった際に、その自分のハンドルネームを聴いた瞬間に、恥ずかしくて、もし誰かに「ハンドルネーム〇〇」が実はオレだとバレたらどうしよう😨、そんな気分になるのに違いない。

それくらいダサいものしか浮かばない、センスというものがない。

今そうしたものを考えているかというと、別にもう何十年も考えたこともない。

ある時、自分で舞台の台本ってもんを一度だけ書いたことがある。

その台本を書くにあたって登場人物の名前を考えたのだが、本に合わないし、ダサいし、結果、A・B・C...でごまかした。

それ以前には、大学卒業時、演劇のサークルは夏に引退をしていたのだが、秋に向けて後輩の皆さん方が芝居を作られているのを見て、いても経ってもいられなく成り、結局、卒業組が中心に芝居をやってしまった。

なんせ、わたしもだが、就職しないってのいたし、台本書きたいっていうのもいたし、そりゃ、やるでしょ。
で、そのときに一応チラシやら看板やらチケットを作るわけだから、「劇団〇〇」って名前は必要かなと思い付けた名前が今でも恥ずかしいくらいダサかった、センス皆無。

そんなんだから、プロの役者を目指し出した時も、一応、劇団には芸能部も在りそこに所属するので、事務所の人に「名前はどうする?」と聞かれたが、まったく芸名を考える気もなかった。
「演出やるときと、役者のときと、名前変えるとかいいか?」
とまで、当時のマネージメントをしてくれていた方に聞かれたが、即答で「実名で」と答えていた。

なんでこんな話をしてんだろ?

この間、ラジオを聴いていて、「わ!なんかセンスあるラジオネーム」と思ったんだな。(そのセンスあるラジオネーム忘れちゃったけど😅)

で、昨日も今日も、車の中でラジオを聴いているとさ、みんな上手につけてるなぁ、って思うんだよね。

センスとかでなく、もちろんそれもあるんだけど、読まれる内容と名前がしっくりくるし、なんかほっこりする。

こりゃ、人柄の問題だな!と、今日は思ってみた😆

知らないけどね。
中には、実際会ってみたら、すんげぇ〜嫌なやつもいるかもだけど、ラジオネームに人柄の良さを感じさせられる。

名前一つで、そこまで感じさせられるなんて、やるじゃん。

で、もし、万が一、自分がラジオに投稿しようと思ったら、まず、ラジオネームを考えねばならないわけだ。
これは絶対に必要なんだ。
実名で投稿なんて無礼、努力のない手抜きは許されない、わたしの場合は。
なぜならば、実名で勝負してやる!、とかの理由ではなくて、名前をつけるセンスが無いからしようが無しに実名、ってのは、一生懸命やっている皆さんに対して失礼なんだな。

この縛りがある限り、わたしは間違っても、我を忘れて、血迷って、つい投稿に手を出そうなんで色気が湧き出たとしても、いい感じのハンドルネーム・ラジオネームが考えられないので、そこでジ・エンド。
今日のお題に沿った投稿をすることはない。

そこでホッとする。

ハンドルネーム、ラジオネームってのはわたしにとっては、とてもありがたい縛りだ。

こいつが付けられないから、少しだけだけど、自分に対して、自分の書いたことや、やったこと、言ったことに対して、羞恥心ってもんを持ち続けられている気がする。

ここで、その劇団につけた名前や、実はかつて考えたことがある芸名やラジオネーム(ハンドルネーム)を披露すればいいのかもしれないが、絶対に嫌だ!

それくらいセンスのセの字もないもんだということだ。

これを書きながら、その名前を思い出し、独りで頬を赤らめている感じだぜ(。>﹏<。)

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