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Varda 宇宙製造カプセル W-Series 1(宇宙で製造した薬剤リトナビル搭載) が 2月21日に地球帰還へ

宇宙スタートアップ、Varda Space Industriesは、米国連邦航空局(FAA)から初の宇宙製造カプセルの地球帰還許可を2月14日に取得しました。W-Series 1と呼ばれるVardaのカプセルは、8ヶ月の軌道滞在の後、2月21日にユタ砂漠への着陸を試みる予定です。W-Series 1は、昨年7月中旬の帰還を目指していましたが、再突入ライセンスの取得が必要なため、FAAとの調整が続いていました。

Vardaは、Rocket Labが製造したPhoton宇宙船を基盤とし、独自の製造モジュールを追加して、重い地球の大気圏再突入に耐えるカプセルを搭載しています。この再突入ライセンス取得により、Vardaは迅速な地球帰還を実現する計画です。

VardaのW-1ミッションは、自動化された宇宙製造プロセスのデモンストレーションです。昨年、W-1ミッションは薬剤リトナビルの製造に成功しました。彼らの目標は、光ファイバーケーブル、製薬、半導体などの製造を地球外で行い、地球上での製造よりも高い性能を発揮することです。

従来、宇宙での製造研究のほとんどは国際宇宙ステーションで行われてきました。この研究により、地球上では再現できない低軌道の一貫した微重力環境で革新的な材料や製品が生み出されることが実証されました。

Photon宇宙船は4機打上げられ、連携して宇宙工場を構成します。
現時点で2機がRocket Labにより打上げ済みで(2023年6月8日と2023年11月15日)、残り2機は2024年後半と2025年に打上げ予定です。

今回地球に帰還する W-Series 1 カプセルは、環境に配慮した着陸地点として、ユタ州の空軍試験場を選択しました。着陸後、カプセル以外の機体は燃焼し、小さな破片のみが残ります。

Vardaは、FAAの再突入許可取得に対する米政府との協力を高く評価しており、「米国での安全なイノベーションに対する奉仕に感謝します」と述べています。

詳細内容は、Rocket LabとVardaが提供する元記事を参照してください。

【引用元】

【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7


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