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30代働き盛り子育て真っ盛りで、介護が始まりました。

まだ信じられないのですが、タイトルの通りです(ひえええええ)!!

母ですが正確には食事も自分で摂れるし、排泄や入浴はできます。ですが、それまでの過程がそばに人がいないと(心許した人に限る)できないのです。

「介護」について現在の一般的な定義として『広辞苑』第7版 の「介護」を参照すると、「高齢者・病人などを介抱し、日常生活を助ける こと」とされている。

よく身体的なものは目に見えて病気や怪我をしているとわかるけど、心理的なところはそうではない話を聞きます。

でもこの話でいう心理的なケアをすること、日常を送れるように支援することを考えると介護といえるような気がします。身体的な部分で言えば、膝から下に力が入らないと言うしね…。

ことの発端は8月頭にあった胸痛

8月3日、胸痛を訴えて救急にて病院にかかり診断結果は肋間神経痛ではとのことでした。
もともと物忘れが激しく、脳の気質異常を疑って検査をするも正常。そこでトドメの胸痛。

父と私は話し合いの結果、精神科のドアを叩きました。

薄々ではあったけど私と父は、精神や自律神経からくるものの影を疑ってはいたんです。
私は現在治療中の身だし、父も一度鬱になり働き盛り人生をリタイアした経験を持っています。
そんな私たちから見て、ここまでくるともう精神面を疑うほかありませんでした。

私たちは4人家族で父母が同居する実家の市内に私は結婚して在住。妹がいますが、彼女は隣の県に嫁いで行ってしまったので物理的に距離があることとまだ子どもがうちの子よりも小さいのであまり手を煩わせるわけにはいかないよなあ…。

そんな結果、私がフォローしつつ父があまり納得のいっていない母を病院へ連れて行きました。

物忘れの正体は、健忘症

結果、まだ検査などのあれこれを受け、問診を慎重にやっているので病名は分かりません。
ですが間違いなく物忘れも精神疾患からくる健忘症で間違いないと判断されました。

「なんで病院に来ているの?」
「早く帰りたい」

この言葉に何度も同じことを繰り返し伝えて諭しました。このとき私は、ああ、記憶にとどまらない恐怖とはこういうことか。だからこそ周りのケアをする人間は疲弊して余裕がなくなり、心が荒むのか…と身をもって悟りました。
私よりも父の方がダメージは大きいでしょう。これは私も根気強くやっていかなくてはならないと、腹を据えなくてはと思いました。

だけど繰り返しますが、まだ寛解には近いといえど私も治療中の身。もう10年近くうまく折り合いをつけてらしく生きていけるようにはなりましたが、どうにも両親2人のケアをできるほどは耐性がありませんでした。

介護の大変さを痛感

久しぶりにもう本当に無理だ。
そう思い、薬を飲んですぐに布団に入り、午前中をパジャマで寝て過ごす。隣で息子が自分のことをやってくれることにありがとうと思いながら毛布にくるまり縮こまること数時間。ときどきセロトニン増やすのに玄関を出るも太陽のエネルギーの強さに負けてまた毛布にくるまる…。

気づいたら午後でした。
母からは体調不良を訴える連絡がたくさん届いていて、普段なら大好きな活字がまったく歪んで読めない。自分の状態の下降を感じ取って、父に現象を話して私は今日何も考えないようにして寝まくりました。

私の日常を取り戻すために

ごろごろと寝転がりながら、Twitter(今はXだね)で検索を繰り返す。キーワードは『介護 しんどい』。

現在よく使われる意味での介護に関するツイートだからこそ、私の立場を思うと大したことないと片付けられてもおかしくないけれど…救われたツイートです。

あまり深くは両親の許可も必要なのでここには書くことはできないのですが、母の精神疾患の原因を紐解き受容するには母の過去を知る必要があると、私と父は思っています。
そのために必要な母の記憶がどんどん沙のようにこぼれ落ちていくので、もうどうしたらいいのだろう…と私が涙をこぼすことも多い1ヶ月でした(まだ終わってないけど)。

とにもかくにも、泣くだけ泣いて慰めの言葉を心にしまったら、あとは自分の生活を確立して上手くバランスを取っていくことが必要。
過去を振り返るのは母の治療に関することだけにして、できることを考えて行きたい。

仕事、家事、子育て、自分の時間…すべてを大切にしながら。またはなにかを削って介護をしている人に私は尊敬の眼差しと「無理をしないでほしい」という労いを贈りたいです。

わたしに書く力を与えてくれた神様に心の底からありがとうって思った。

朝起きたら、隣にいてくれた。
寝返りうって下敷きにしても怒らないでくれるお猫。
優しい子…。

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