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うつ病になってから完全復帰するまでの道のり

Boyaです!

今回は皆様に報告です!

僕は3年前に今の会社に障がい者雇用で再就職しました。

弊社は正職員への雇用切り替えの制度がもともとありませんでした。2年前から要望を上げ続け、新たな人事制度として、ようやく正職員への雇用切り替えを成就いたしました。

弊社の日本法人としては初の試みで僕がその一人に抜擢され実現することができました。

離職してからここまでくるのに紆余曲折してきたため10年もかかってしまいました。

この数か月間コロナ禍で情勢も劇的に変化していたためにとても不安でした。

しかし、僕の記事を応援してくださっている皆様が記事を読み、「イイね」を押してくださっていることで、心の支えとなっていました。

本当にありがとうございます!

そして、ここからが僕にとって本番です。

どんどん自分をアップデートしていきたいと思いますので引き続き応援のほどよろしくお願い申し上げます!

将来を諦めていない方々に僕の経験に基づいた記事を発信していきたいと思います。

僕の記事をキッカケに新たな一歩を踏み出せたらと本望です。

今回は僕がうつ病になってから完全復帰するまでの約13年の道程をまとめてみようと思います。

それでは行ってみましょう!

Boyaのうつ病の歴史

13年の経緯
■発症時の状況
・大手コンサル会社のシステムエンジニアとして働いていた
・結婚しており子供もいた
・仕事でミスを連発するようになり普通に注意されていることに
 過剰に落ち込むようになった
・当時の体重は90キロ台になっていた
・四六時中仕事やプライベートのミスや怒られたことに対して自責が
 強くなり、最初に職場に入れなくなる
・会社は即座に担当プロジェクトから僕を外し
 2か月の休職させる
・初診の病院は心療内科だったため、
 精神科のような治療はできないと言われ、
 すぐに精神科のある病院へ転院。現在の主治医と出会う
・主治医より適応障害であると診断された
■発症時~約2年  ---休職・復職を繰り返す期間---
・休職と復職を繰り返す
・休職期間は一回当たり2か月
・復職しても1~2か月で再発してしまう
・在職していたコンサル会社で規定されている
 累積休職期間を超過してしまったため自動退職となる
■2年目~3年 ---転職と休職を繰り返す期間---
・前職退職後間髪入れずに転職
・通勤2時間以上の現場でシステム開発の仕事につく
・転職後2か月で再発
・休職をすることになったが、それがきっかけで退職勧告
・前妻から離婚を告げられ絶望感が甚大であった
・引っ越しして独り暮らし
・すぐに転職するが1か月で再発
・休職後社長より退職勧告され離職
・両親の説得を受け療養のため無職になることを決意
■4年目~7年 ---療養・無活動の期間---
・趣味で一日中ダラダラするだけの日々が続く
・友人が食事や遊びに誘ってくれたためたまに外出
・離婚の整理で絶望感が続く中ようやく離婚が成立
・失業保険をもらい続けて生活
・失業保険が切れる頃も抑うつ状態があまりにも酷かった
・生活保護受給の手続き⇒受給資格を取得
・生活保護受給中も何度もアルバイトや就活を行い、
 採用されても再発し出勤すらできなかった
・健康診断の結果は相変わらず悪く医師より
 「この先10年間今の状態が継続すると肝硬変であなたは死亡します」
 と診断された
・徹底的な食事制限が始まる
・MAX体重117キロ⇒85キロまでダイエットに成功
・右肘肘部管症候群により右小指が完全に麻痺し手術による治療
■8年目~10年 ---生活保護・リワーク期間---
・Mixiで「リワークに通うと社会復帰等級という資格を取得できる」という
 ような情報をキャッチ。
・この情報の真偽はわからないがリワークという社会福祉制度が 存在することを知る
・精神疾患者対応に得意なリワークを探し出し見学し入所を決める
・入所時は3か月で卒業する気でだった
・リワークでは食生活・生活リズムを徹底的に取り組んだ
・リワークスタッフの気づきにより睡眠時無呼吸症候群を疑い見事に的中
・重度の無呼吸症候群であると診断。CPAP治療開始
 ⇒1年かけて睡眠の質が劇的に変化。
・リワークの毎日のストレッチと週一のダンスによって  
 体重が更に10キロ痩せ72キロへ
・睡眠が落ち着いた頃から就職活動の準備を少しずつ実施
・現職の求人を見つけたのはハローワークで一般でも見れる求人検索でみつけた
・現職の求人に応募し書類選考→1〜3次面接に進み内定
■10年~13年 ---再就職期間---
・生活保護→給与収入による生活へとシフト
・障害者雇用で再就職
・入社当初は現場になかなか馴染めず、
 配慮されていることに苛立ちを感じていた
・再就職しても将来への焦りは非常に大きい
・不安の大きな理由は給与であり、自分が新卒の頃よりも
 低い給与に焦り続ける
・1年が経過し、非常に安定して就労した
 この頃から正職員への雇用切り替えを会社に提案
・正職員へのキャリアパスは用意されていないが、
 そのキャリアパスを新設を検討中とのこと
・就労して2年が経過する頃に結婚式の準備
・両家顔合わせ→結婚準備→入籍→結婚式→引越しと
 2018年〜2019年は怒涛の2年間だった。
 非常に高負荷な期間であったが達成感は絶大だった
・正職員へ雇用切り替えのための評価期間を開始
・入社満3年が経過し評価を終え、無事に2020年8月より正職員となる

簡略的に書いたつもりですが、情報量が多過ぎてわかりづらかったら申し訳ございません。

復活までの期間を振り返ってみて

リワークに通ってから人生が変化し始めました。

それまでは闇雲に就活しては再発を切り返してきました。

無呼吸症候群の治療は間違いなく人生転機だったのかもしれません。

睡眠が回復してからやる気も向上し、服用している薬も劇的に減ってきました。

そして、リワーク期間中に色々な自己啓発本を読む機会があり、本に書かれているマインドセットや習慣を真似て見るようになりました。

リワークスタッフとの面談で、
「雰囲気や振る舞いが成功者そのものですよね。Boyaさんは何を目指しているんですか(笑)」
と言われたことがあります。

リワーク期間中に読んだ本は
「7つの習慣」
「ビジョンマッピング」
「ドラッガーのマネジメント」
などでした。

僕にとって睡眠は健康のバロメーターで、睡眠の質が悪い場合は「危険」だと感じる習慣を身に付けました。

たとえ、熱や風邪の症状がなくても、睡眠が非常に悪いと感じ、「ただ怠い」という感覚があるならば、直ちに1日休暇をもらうことを意識しています。

休むために調整が必要ならば調整もしました。

この3.5年間高負荷なストレスになることがなかったかというと何度もありました

これは僕の持論ですが、
「発症時の絶望と同レベルのストレスは何度も起こり得る」
と僕は考えてます。

人によっては絶望的で救いようがない考えですよね。

四面楚歌、八方塞がり、誰にも相談できないなどの状況は必ずおこります。

特にライフステージを上げようとするとパートナーとの間で必ず摩擦が起こり、逃げられない状況も起こります。

「発症当時の僕だったら間違いなく再発して思考停止、行動不能、絶望状態になっている」

だろうという状況は何度もありました。

しかし、当時の僕と今の僕は全くの別人です。

健康も姿形も思考も何もかも変革してきました。

そのため、当時と同レベルのストレスがかかったとしても、受け止め方が異なり、向き合って対策を練ることができるようになったのです。

「受け止め方を変える」という点で身体の健康が足を引っ張って自動的にネガティブ思考が強くならないようにするために、まず身体の健康に取り組みました。

それが食生活・生活リズムであり結果として睡眠の質向上なのです。

しかし、睡眠をよくしたからネガティブ思考が消えるとは言えません。

育った環境によって偏った思考の癖が苦しめている場合があります。
例えば、
・完璧主義
・極度な一般化思考
・極度な自責思考
・極度な他責思考
など、条件反射的にそのように思考してしまう癖を持っている方も少なくないと思います。

これらが非常に強い場合は、精神科でも専門医に相談して認知行動療法などを受ける必要があるのかもしれません。

とはいえ、まずは自分一人で取り組めるところから初めて見ると良いです。

僕が考える人生で欠かせないこと

僕には世間一般が凄いというような影響力の大きい成功を納めていません。

しかし、生活保護の状態から大企業の正職員まで牛歩の如き進み具合ですが、着実に進めてきました。

この13年間で僕は以下の考え方が自己実現していくにあたって大切なのではないかと思うようになりました。

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上記は僕なりにイメージにしてみました。(手書き感たっぷり(笑))

この心技体は球体です。心技体はどれが欠けても人生がおかしくなります。

それぞれの要素について若干説明します。

心は、心の健康です。心の豊かさや安定だったり、人生のモチベーションです。ストレスが強くネガティブ思考が強くなると欠け始めます。

技は、自己実現するためのスキルや社会の生き方、お金の知識です。特にお金の知識とは収支管理やお金の流れを把握しているかなどです。

お金をいっぱい持ってたとしてもお金の知識がない人が持つと消費するだけで終わります。お金を増やす減らす両方の知識を持っており、自己実現力がある人が技の領域を満たすことができるのだと思います。

逆にお金の知識を始めスキルや社会の生き方に欠けていると、領域が欠け始めます。

体は身体の健康です。病気や生活習慣病などを抱えると領域が欠け始めます。

心技体はそれぞれ依存しており、どれが欠けても回転しなくなります。

それぞれ多少欠けただけでは、回転し続けます。すぐに気づけないのが厄介です。

しかし、徐々に前に進めなくなり、この図は平面で表現されていますが、これが3D空間で想像してみると、球体が欠けてしまうと、自分が目指すゴル(自己実現)から遠く離れてしまうのです。
(イメージが用意できなくて申し訳ございません!)

僕はこの13年間心技体を正常な球面に回復することに努めてきました。

今までしっかりとお金の管理をしてきませんでしたが、しっかりと家計簿を細かくつけて収支管理をして、再就職をしてから貯金をして結婚式をあげるところまでやり遂げました。

ここまでストイックにやってきてもかなり時間がかかったということも事実です。
仕事においても大分評価されてきたのでスキルがないわけでもありません。
それでも時間がかかりました。

会社によって2年で正社員登用をしてくれる会社もあります。

弊社はもともとそのような人事制度がないということもあったため、時間がかかりました。

まだまだ、世の中は障害者雇用自体を用意できていない企業様も多いようです。

だからこそ、社会から離脱させないために普段から相談しやすい環境や従業員を追い詰め過ぎない労働環境の整備をより継続してご尽力して頂くことを願います。

そのために僕が相談に乗れることがあればご協力していきたいと思う所存です。

そして、今この瞬間悩んでいる方や既に離職している方は、この上記の心技体の球面を滑らかになるように、心身の健康とお金の知識を身に付けるように取り組んでみてください。

仕事に役立つスキルを身に付けることはその後でも良いです。

技に関連することですが、ご家族とのコミュニケーションなど普段から相談しやすい人間関係作りを意識してください。

一人で抱え込み、四面楚歌の状態になることは本当に辛いです。

客観的に相談に乗ってくれる相談先は複数用意しておくことをお勧めします。

僕の経験が皆様のお役に立てればといつも思っております。

今回は僕のうつの歴史と心技体の概念的なことを説明したため、わかりづらかったかなと少し反省しております。

なんとなくでも言いたいことが伝わったら嬉しいです。

今回の記事がいいなと思った方は励みになりますので「スキ」をよろしくお願い致します。僕の経験にも基づいた社会復帰、自己啓発、健康などのトピックについて記事を投稿しています。ご興味のある方はぜひフォローしていただけると幸いです。今回もご清覧いただき誠にありがとうございました。

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