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入社2ヵ月。自身初のソフトウェアエンジニアとしての日々を振り返ってみて

※2022年3月にMODE TYO(東京)オフィスに入社したJamesさんが寄稿してくれた記事の日本語版です。

英語版:

12年間、コンピューターサイエンスの講師を務めてきましたが、今後の方向性、成長性や自律性に物足りなさを感じるようになり、かつてほどの情熱を持てなくなっていました。そのため、変化の時が来たと判断。

約1年後、初めての子供が誕生し、ディベロッパーブートキャンプを修了してから、アメリカと日本を拠点とするIoTスタートアップ、MODEへの入社を決めました。

さて、それまでとは大きく異なる業界で、僕は探し求めていたものに出会えたでしょうか?

MODEに入社した決め手とは?

クリスマス前から年始にかけて就職活動をし、2週間ほどで一段落しました。2月までに数社からオファーを受けましたが、MODEは他社と比べていくつかの点で際立っていました。

  • 非常に多くの求人を見た中で初めて見つけたエントリーレベル向けの職務内容だったが、(前職の収入と小さな子供のいる家庭という点を踏まえ)適切な給与水準だった。

  • 採用プロセスが迅速で、ぜひ採用したいと考えてくれている感触があった。最初にリクルーターから連絡を受けてからオファーまで1週間かからなかった。

  • 面接で会った社員の誰もが誠実かつフレンドリーで、仕事を楽しんでいる印象を受けた。

  • MODEの業務は、他の多くの求人とは一線を画している。IoT企業として、低レイヤーなハードウェアからクラウドサービス、フロントエンドのアプリケーション開発まで行っているため、他社と比べ、学べる機会の幅が圧倒的に広い。

このように非常に魅力的なオファーだったため、ためらうことなく入社を承諾しました。 

MODEで働いた印象は?

MODEは現時点では小さな会社ですが、成長しています(採用情報はページ下部をご覧ください)。

フルタイム正社員が20人、うちエンジニアが10人(CEOとCTOを除く)なので、ほぼ全員がお互いをとてもよく知っています。ほとんどのエンジニアは少なくとも10年の経験があるので、彼らからは非常に多くを学べます。

全員がフレンドリーかつ親切で、新人をサポートするために進んで時間を割いてくれる。きわめて協力的な環境なんです。新しい会社に入るときには「周りの人たちは良くしてくれるか」と不安になりますよね。保証します、嫌なヤツはいません!

スタートアップであるということは、忙しいということ。それは良いことです。ただ、エントリーレベルの開発者にとっては、自分が少ししか貢献できていないように感じてしまう、悪い側面もあります。他のエンジニアたちは目標達成や顧客満足に向けて忙しく働いている。そのため、直接サポートを頼んだり、システムの説明のために時間を割いてもらったりすることが本当に厚かましく思えてしまうこともあります。資料はあっても、内容が古くなっているものもありますし、もちろんシステムに精通した人の視点で書かれています。ゼロからスタートした者とは、必ずしも相性は良くありません。

でも、これはとても良い機会でもあるんです。僕は、次の人のため、多くの時間をかけて可能な限り資料を加筆修正してきました。そのために使える時間が自分にはあって、他の開発者にはない。これは学びつつ貢献できる、とても良い方法の一つです。

エントリーレベルのエンジニアとして一度に担当する仕事はたいてい一つなので、サポートやプルリクエストのレビューを依頼すると、待ち時間がよく発生します。繰り返しますが、物事を進めてチームの助けとなりたいと考えている僕にとって、これはストレスになりえます。

でも、究極的には良いことなんです。待ち時間は、プロセスを考えて見直し、業務や問題について文面にまとめ、新たな技術やMODEのバックエンドサービスで使われているGoなどの言語を学ぶ、そうした時間をより多く得られることを意味するからです。

これまでにどんなことを学び、達成したか?

この2か月間でしたこと:

  • 入社1週間以内に最初のプルリクエストを作成し、多くの優れたフィードバックを得た。その後作成したプルリクエストについても同様だった。

  • 顧客に提供しているカスタムゲートウェイからバックエンドクラウドプラットフォーム、インスタンスのデプロイ、フロントエンドのWebアプリケーション(個々にバックエンドサーバーを持つものもある)に至るまでの複雑なスタックについて、一応は理解してインタラクトできるようになった。

  • フロントエンドアプリケーションのバグを修正し、小規模な機能リクエストを実行した。

  • 資料をできる限りアップデートした。

  • 新規採用プロセスへのフィードバックがより体系的なアプローチに直結した。

  • 会社の方向性と方針に関する議論に貢献した。

  • プロダクトデザインとディレクションに関わり、一件のプロジェクトの再開発に重要な役割を果たした。

  • Go言語を学び始め、MODEの主要なプラットフォームバックエンドサービスに関する簡単なプルリクエストを作成した。

  • 最後になるが、定例の(オンライン)ティーブレーク、週例ミーティング、月例のTGAIF(Thank God It’s "Almost" Friday("もうすぐ"花の金曜日)の略。 16時間の時差を超えてチームをまとめるには工夫が必要だ...)といった機会を通じて、ほとんどの同僚についてよく知ることができた。

結論として、探し求めていたものにMODEで出会えたのか?

  • 方向性: 大きなものを得られた。CEOが会社の行くべき方向をわかっており、皆がその方向に向かっている。

  • 成長性: 大いに成長できる環境。既に非常に多くのことを学んだが、まだまだ学べることが多くある。MODEでは、エントリーレベルからCEOやCTO、セールス担当、エンタープライズサポートマネジャー、そしてもちろんエンジニアも、全員が価値ある豊富な経験を積んでいる。

  • 自律性: 間違いなく得られている。仕事は割り当てられるが、それらについて意見を聞かれる。考えた解決策は尊重される。会社でのキャリアパスを自分で決められ、時間とお金の両面でサポートを受けている。

  • 情熱:  確かに感じられている。朝、仕事に「行き」、問題に対処し、MODEのビジネスプラットフォームの将来像について考えることを、心から楽しんでいる。

MODEの採用情報

転職を考えている方へ:MODEではエンジニア(シニア)、セールス、プロダクトマネジメントなどの職種で人材を募集しています。