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エンちゃんが行くわよ 2022年6月

男役10年

早速ぶち当たってしまった問題があります。私、男でいる持続時間が短すぎるんです(泣) 特に台詞が長くなってくると、グラデーションのように後半は白河夜舟な性別の自分の声色やら雰囲気になってしまうのです。OKテイクとして見せてもらった映像の中で、まるで私は12時の鐘の音で魔法が解けるシンデレラ(というか、スタミナ切れでタヌキに戻りかけてるぽんぽこのタヌキ)のように役が抜けていってしまっていました。憧れのタカラジェンヌの方々も「男役10年」て仰っていたので、そう簡単にこなせるものではないのだと痛快しました。ノンバイナリーとは言っても役では関係ありませんから、半端をやらないように男役研究をかかさないように努めます。(戸籍やら生物学上は男なんですけどね…)

釣りに行く

20年ぶりに釣竿を持ちました。しかも、山育ちの私は川釣りの経験しかなく、初めての海での釣りでした。何も釣れませんでしたが(ゴミは釣れた)そこそこ遠くまで投げられるようになったので、釣り人の役が来ても大丈夫になったと思います。(イソメは触れませんので、餌をつけるシーンはNGを出しておかないと…) 釣りをした後は、BBQをしました。火の準備をしてもらっている間に、食材を切っていましたが、わりとテキパキちゃんに動けたと思うので、普段の調理補助の仕事の経験が活きたと実感しました。台所に立つ役も、厨房の中で立ち回る役もきっと私なら大丈夫でしょう。
音大生の頃は、音楽以外の仕事をしている時の全てが自分にとって無駄な時間だといつも嘆いて、日銭を稼ぐ必要のない乳母日傘な同年代をいつも羨んでましたが、無駄なんてことはないですね。ひとつでもできることが多い方がきっと人生は楽しいですものね。芸の肥やしにしてしまえば勝ちです。何も釣れなかったけど、それを再認識させてもらえた1日だったので私としては大漁です!

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