身体のため「断食」ではなく「間食」をやめてみる。
1日3食、現代人は食べ過ぎである。
そんなフレーズを本や雑誌、ニュースで見かけることが増えてきた。
現代の食べ過ぎは悪?
かつて江戸時代あたりまで、
日本人は朝晩の1日2食だったらしい。
現代は飽食の時代だ。
1日3食、献立はこってりガッツリ、ジャンキーな飯テロフードたち。更に追加でおやつに晩酌。
老化に免疫機能の低下…胃腸が疲れ、荒れることによる悪影響は多い。
というわけで昔の生活に倣い、
1日2食や断食を健康法として雑誌などでも見るようになってきた。
断食、見事に失敗の巻
私もその風潮に喰い付いた一人である。
ある時、食事の減数はアレルギー改善につながるという記事を見て、
重度の花粉症である私はソッコー食事を2食に減らそうと試したのだ。
想像に難くないが、見事に失敗した。
原因は1日3食はもちろん、お菓子がやめられなかったこと。
そりゃ急に減らして耐えられるわけ無い。
危ないので絶対真似しないでください。
それに私自身、外食でなければ食べる量がそもそも少ないのだ。米一杯に納豆とか。
栄養面から見てもこの方法は私に向かなかった。
減らしたのは「量」ではなく「時間」
ただし、空腹になると目が冴えて集中でき、ご飯をより一層、ていねいに美味しく頂くことはできた。
食べっぱなしではなく、胃腸を休めることの大切さも実感。
この身体をいたわれる所は捨てがたい。
なにか良い手はないか…
そんな時私が出会ったのが、
漢方薬剤師である堀ママこと、堀江昭佳さんの書籍。
糖分のとりすぎは漢方の視点からも、
身体を傷つけ毒素を発生させることがある…とのこと。
ただし、甘い物自体は身体に必要なものだし完全に断つのは難しい。
そこで堀江さんが出した解決策が「間食ではなく食後のデザートとして食べること」だった。
*******
食事をきちんと摂った後ならば、
血糖値が急上昇するリスクを避けられる。
また間食をなくすことで、
血流内に糖分が多くなる時間を減らせる。
つまり毒素が発生しにくくなるのだ。
間食をしない代わりに、
甘いものがほしければ(限度はあるが)
食後に食べるようにすれば良いとこ取り!というわけだ。
それはすなわち、食べる間隔を空けることで胃腸を休める時間も作れるということ。
この方法ならば…私も試せるかもしれない。
というわけで今年に入り徐々に間食を控え、
特に平日、甘いものはデザートのみに制限することにした。
間食をやめた効果
実践したルールはこんな感じ。
※華金の夜と土曜日だけは付き合いもあるので解放日にしている
1日3食以外の間食をしないこと。
甘いものは食後のみ。
寝る3時間前までに食べ終える。
よく噛んで食べる。
数週間も続けていると、意外な効果が出た。
甘いものの摂取量が減った
しっかり食事をした後なので、
デザートはさほど量がいらない。
前はコンビニでガルボ(チョコ菓子)のパウチを毎日1袋分買って食べていたが、
せいぜいクッキー数枚で満足。
いつも夕方頃に間食をしていたのでその時間には禁断症状が出ると思ったが、
昼に一度食べてる分そんなに欲しくならなかった。
カフェインの摂取量も減った
おやつとともにコーヒーや紅茶も欲しくなって飲んでいたが、
食事のついでにしか甘いものを摂らないので水筒のお茶で十分。
食後の眠気が激減
急に甘いものを食べると
血糖値が急上昇&急降下するせいか、
食べて1時間弱で凄い眠気に襲われていた。
仕事中に眠くなるとしんどかったのだが、
なぜか間食をやめてから午後も頭がシャッキリして集中できるようになった。
睡眠の質が向上
寝付きが良くなり、
起きるときも自然にスッキリ目が覚める。
(寒いので布団からは出られない)
恐らく午後の眠気がないことと、
寝る直前に食べなくなったことが関係?
しっかり眠れるので疲れやイライラも減った気がする。
食費の節約
食べるお菓子の量が減ったことが直結し、
食費がかなり節約に。
特にコンビニに寄ってお菓子を買う習慣が
少なくなったことが大きい。
断食がダメなら間食をやめればいいじゃない
プチ断食などストイックな方法を実践されている方からすればユルいかもしれないが、
私には結果としてこの「間食断ち」がかなり効果的だった。
完全にお菓子をシャットアウトするわけではないのでストレスになりにくいし、
暇な時に「お菓子でも食べようかな」をしなくなったので生活にもちょっとメリハリが出たと実感している。
それでいて、むやみに甘いものが欲しくなくなるので身体に優しく出来てるな、という満足感もある。
わたしは割と痩せ型タイプで、
お医者さんにも「こんな低いBMI初めてですよ」とドン引きされる程。
なので、食事自体を減らすのは恐らくあまりよろしくない。
もし私と同じように
食べる量は減らしたくない(減らせない)、
食べ過ぎなのはわかっているがいきなり断食や量を減らすのはハードルが高い…
そんな方がいらっしゃれば、
まずはローリスク・ローリターンで食事の時間をきっちり決めるという方法をオススメしたい。
これだけでも継続すれば、健康に一歩近づけるはず!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?