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定まらない「趣味」というもの

2023/11/10(金)
はじめまして、noteデビューを果たしましたtineと申します。

普段は「です、ます」で文を書くことが多いけど、ここでは日々の記録とかエッセイ風に書きたくて(笑)常体でツラツラと書いていきたい。

今回のトピック「趣味」

初回の記事である今回は、早速私の趣味について語ろうと思う。

と、言っておいて何だが、私にはこれという特定の趣味がない。

何故かというと、ものすごく飽き性だからである。
小さい頃から物事への興味が薄く、かと思えば急に燃え出したりする。
熱しやすく冷めやすい、短期間打ち込む試験勉強には強いが、長期で学び続ける英語学習なんかは全く続かず効果が出ない。

そんなこんなで、たいていどんな分野にも食いついて興味は持てるが、極められない「広く浅く」な経験しか持てていない。

希少な「趣味(らしきもの)」

しかし、何事も1度きり、のめり込んだら終わりかと言うとそんなこともない。
ほんの一部ではあるが、期間をおいて「あ、あれまたやりたいな」と思えるものもある。

手芸

例えば手芸。特に編み物が好きだ。
編み物で仕上がる作品は概して秋〜春に使うものばかりで、夏になると中々毛糸を触ろうと思えなくなり、一時休戦する。
それでも冬になると「そろそろ靴下でも編もうかな」とおもう。
これは趣味と言えるのだろうか。もしくは季節の流れに合わせて衣替えするような、いわば「暮らしの営みの一部」になるのだろうか。

手帳

もう1つ例を挙げると、「手帳」である。
手帳は日々のスケジュールや未来の予定を管理するノウハウがよく書籍として売られている。
もしくは可愛らしいカバーにシールでデコレーションしたページ、可愛らしいペンにインク…SNS映えする手帳を作るのが楽しいという方もいらっしゃるかと思う。

私はそのどちらでもない。
使っているのはシステム手帳。
シンプルなマンスリーだけの手帳に最低限の予定を書き込む。
罫線のない無地のメモを大量にはさみ、買い物のメモから「帰ったら米を炊く」という些細なTodo、日々ひらめいたアイデアまで雑多に記す。

目標のために時間を作ったり習慣化したり…というハウツーも知りたいが、それ以上に「世界一シンプルで、続けやすい手帳術」を目指している。
ある意味これを追い求めるのが趣味と言っても良いかもしれないが、楽しむというより使命のように感じているので果たしてどうだろうか。

迷走する「趣味」

趣味って何だろう。
よく「これが生き甲斐」と1つのことに熱中している方を見てすごいなと感じる。
どうしたらあんなに物事を深堀りして楽しめるんだろう。

趣味がない、とお悩みの方がネットで調べると、大抵「とにかく色々やってみる」というアドバイスを受けるだろう。
そりゃあ最初から見つかるはずはないので出会いを求めて探し続けるほかないのだが…「そもそもこれは趣味と呼べるのか?」と疑問に思ったらどうすればいいのやら。

先日も会社の飲み会で「趣味はなんですか?」と聞かれた。
ほぼ話したことがない相手だったので、これは鉄板の質問だと思いつつ、さぁ何て答えようと考えた。

手芸は?頻繁に作品が出来上がるわけではないし、違うか…。
手帳…は説明が難しい。
運動は軽いストレッチしかしないので本格的ではないな…
音楽は流行りの曲を聴くものの、思いついた曲を挙げて仮に相手が大ファンだったら会話についていけるか…?

長年自分が続けていて、数もこなしていて、わかりやすくて、相手と被らないほどジャンルがある趣味って何だろう。

そして、私はいつも大体こう答える。
「読書ですかね…」と。


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