見出し画像

そばにいる人と心にいる人

最近、(遅ればせながら)ヘッドセットを買ったのと、夫の帰りが遅いので、パソコンでamazon primeを観ている。

ここ最近は、「ザ・スプリット 離婚弁護士」いう海外ドラマをちょこちょこ観ていたのだが、これがなんだかなぁ…もっと痛快な話かと思ったのだが、なんだが「うーん」となる内容だ。

観始めてから知ったが、イギリスのドラマだそうで、そういわれてみると、なるほど物語の全体になんともいえない、アンニュイとした感じが漂っている。いかにもヨーロッパっぽい。

主人公の女性は離婚専門の弁護士で40代くらい?子供が3人いて、夫も弁護士。しかも、女性と同じ法律事務所に昔関係を持った男性がいる。複雑な三角関係か?すでにややこしい。ここからはネタバレなので、自分で観たいという方はスルーしてください。

なんだかこの主人公と、過去に関係を持った同僚が、お互いにまだ想いを寄せているかなという感じがそこはかとなく漂っていて、主人公の夫もそれをうっすら感じている。後半、主人公の夫の不倫が発覚し、ドロドロ。しかも、最終的に主人公は、過去に関係を持った同僚の元に行き、再び関係を持つという…。

なんだろうなぁ、誰でも心の中に抱えている人っていると思う。過去の恋人かもしれないし、恋人になりたかった人かもしれないし、1人かもしれないし、たくさんかもしれない。今、そばにいる人と同じかもしれないし、違うかもしれない。

たぶん理想としては、大切な人がそばにいて、心の中でもその人を想っているいるということなんだろうけど、人間って必ずしもそうじゃないから、複雑だなと思いました。このドラマを観て。

今、そばにいる人は、そばにいることが当たり前になりすぎたり、近すぎてイヤなところが見えたりして、そんな時に、心の中の人が美化されたり、すがったりしたくなるんだろうなぁ。不安定な現実世界の人間関係に持ちこたえるために、支えになる存在が心の中に必要なのだろうか。

なんだか古いけど、このドラマをみてジュディ・オングの「魅せられて」を思い出した。たしか歌詞に「好きな男の腕の中でも違う男の夢を見る~」ってありましたよね?なんかまさにそんな感じかも。

心の中は自由だから、表にでなければ、そうであってもいいのかもしれない。でも、それを目の前のパートナーに感じ取られたら、もうダメかもしれないですね。漏れてしまうくらい感情が抑えられなくなっているということだから。

自分はどうか?

心にいる人とそばにいる人、同じかな?

違っちゃってこまる!ってシチュエーションもあこがれるけど、なったらなったで苦しいのかな。私は幸か不幸かどちらも夫ですが…。いや、幸か?幸だよね?幸と思いたい!(揺れ動いてもみたいけど)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?