
成長を見守る
今月初め、庭に小さな花壇を作った。
スコップで土を掘り、そこにレンガを埋め込んでいく。囲いができたらホームセンターで買ってきた土を盛り、2種類の種を撒いた。
それから3~4日後、芽が出始めた。
小学生の頃に戻ったような気分だった。
理科の授業だったか、植物観察記のようなものを書いたことを思い出した。自分で種を撒いて植物を育てるなどその時以来ではないだろうか。
芽が出たことに心が洗われ、花壇作りはなんと楽しい作業だろうかと思った。手や足を動かすことは気分転換にもなっていい。
秋桜
向日葵
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お隣さんはいつも庭を綺麗にしている。四季折々の植物で溢れており、家庭菜園スペースもある。
この前、ご夫婦揃って庭で作業をしている時に立ち話になった。
どうやらバナナも育てようとしたがうまくいかなかったらしい。東京では寒く、もっと温暖な気候でないと難しいようだ。
それでもそうした失敗を楽しんでいるかのように見えた。
以前、ご主人がこう言っていた。
「子どもみたいだ」
このご主人のことは以前noteでも書いた。
植物が好きな理由として、これほど素敵な表現はないのではないか。
こんなことも言っていた。
「仕事から疲れて帰ってきた時、ちょっとした変化があると嬉しい」
草花の変化や成長を純粋に楽しんでいるのがひしひしと伝わってきた。
とはいえ、もともと植物などに興味はなかったらしい。ちょうど5年ほど前、今の家に住み始めてからだそうだ。
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実際、僕も庭いじりを始めたり植物に関心を寄せるようになったのは最近である。むしろ、このご主人に触発されて土いじりを始めた気もしてくる。
そんなご主人が僕にコキアの芽をくれた。もっとも、コキアは繁殖力が強すぎて困っていたそうだ。
ということで、譲ってもらったコキアは別に専用花壇を作りそこに植えた。
向日葵は、背があまり高くならないスマイルラッシュという品種を植えた。花粉も飛ばないらしい。虫はたくさんやってくるだろうが。
向日葵が開花するのは6月から7月頃だろう。その後、秋桜の開花も待っている。
それぞれの成長を見守るのが楽しみだ。
コキア
秋桜
向日葵
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