日本初上陸、フランス産A.O.P認定高級発酵バター「モンテギュバター」とパンの新メニュー発表会@メゾン・ランドゥメンヌ
本物のフランスを届けたい
日本人女性がフランス・日本でブーランジェリー・パティスリーを18店舗も経営していることをご存知でしょうか?
2007年、パン職人で実業家の石川芳美さんはおなじくパティシエで実業家のロドルフ・ランドゥメンヌさんとブーランジェリー・パティスリー「メゾン・ランドゥメンヌ」をパリではじめました。
オープン以来、昔ながらの伝統的なフランスの製法と上質で厳選された素材にこだわり、2011年にはパリのグルメガイド「ピュドロ」主催のブーランジェリー・オブ・ザ・パリ(パリ最高パン屋賞)
を受賞しました。
「母国・日本で本物のフランスを届けたい」
メゾン・ランドゥメンヌの石川社長
2015年、麻布に初上陸、2018年には赤坂に2店舗目を展開してます。通常、海外で成功している企業が日本へ進出する際に運営代行するパートナー企業と組むことが多く、儲けのためにフランチャイズ展開をしがちですが
石川さんは素材選びから製造まで一つ一つ手仕事にこだわったため、直営で運営することを選びました。
「直営は大変。大変だからこそ本物を作りたい」
パンに対する情熱は多くの人の共感を呼び、上陸初日は3時間待ちの行列ができたほどです。
輸入までに7年かかった愛と情熱の最高級バター「モンテギュ・バター」
「メゾン・ランドゥメンヌ」の看板商品「クロワッサン・フランセ」はフランスで毎日5,000個以上販売するほどの人気商品。その看板商品が3月1日から最高級バター「モンテギュ・バター」を使用して新たに生まれ変わります。
見て!このパリパリ感!
「モンテギュ・バター」とはフランス産A.O.P認定・高級発酵バターのこと。
フランスのバターには原材料の産地や、製造方法の厳しい基準をクリアした製品にだけ与えられる認証制度(=A.O.P)があり、フランスでA.O.Pバターと認証されたメーカーはたった10社しかありません。
フランスの中西部、シャラント・ポワトゥ地方にあるモンテギュ社は2019年フランス全国農業コンクール(Le Concours Général Agricole)
2020年1月、フランス大統領に献上されたガレット・デ・ロワに「モンテギュ・バター」が使用されていたことでメディアで話題となりました。
中沢乳業・中沢社長
今回、バターの輸入を手掛ける中沢乳業は日本における生クリームのパイオニア。中沢社長はフランスのパティスリー、ブーランジェリーから根強い支持をえている「モンテギュ・バター」をどうしても日本に紹介したい、
と交渉開始したのはなんと2012年。日本への製造輸出体制が整うまで7年もかかったのです。
そこまでして「モンテギュ・バター」を紹介したかった背景には中沢乳業さんの歴史にありました。もともと明治初年に新橋駅近くで牧場を営み、牛乳を生産したのがはじまり。
↑新橋・汐留に牧場があったこともびっくり。
当時は鹿鳴館ができたことで西洋文化が日本に広まりはじめた時期で、
創業当時はホテルの料理長から当時珍しかったクロテットクリームを、大使館からはサワークリームをリクエストされ製造を始めたのだとか。
こうして生クリームのパイオニアとなった中沢乳業さんは「フランスをはじめゆたかなヨーロッパ文化を日本へ伝えたい」という思いから
こだわりが強く輸出に躊躇していたモンテギュ社を説得し今回の日本初上陸を成功させました。
この「本物を伝えたい」という信念はメゾン・ランドゥメンヌさんとも共通してお二人の製品に対する愛情とパッションを強く感じました。
口いっぱいにひろがるヘーゼルナッツのような香ばしさ
さてお待ちかね、新商品の試食会!(最近、試食してばっかり笑)
「クロワッサン・フランセ」
今まで食べたクロワッサンの中でいちばんおいしい!(お世辞抜き)
外はサクサク、中はもっちりした食感。熟練の職人が繊細な手仕事によりうみだされたクロワッサンは口の中でバターの層を感じながら
ふわーっと香りが広がります。
「パン・ド・ミ・フランセ(食パン)」
日本では空前の高級パン戦国時代。その中でも勝ち抜けるおいしさではないでしょうか。
モンテギュバタ―を30%も使用した深いコクとふんわり感はトーストするとデニッシュのような食感に。
じゅわっとしみだすバターがたまりません!
専用ボックスがあるので結婚祝いや内祝いなどギフトにぴったり。
「ルレ・フランセ(ロールパン)」
こんな贅沢なロールパンがあるでしょうか。
一見、しなってるように見えますがたっぷりバターが入っている証拠。リッチな味わいがたっぷり広がる食べ応え抜群のパンです。
「フィナンシェ・フランセ」
シンプルにバターの風味を楽しむナチュールとナッツと塩がアクセントになったブール・サレの2種類。ちょっとしたおもたせにぴったりですね。
私が初めて石川社長を知ったのはテレビ番組「世界の日本人妻は見た!(TBS)」で「フランスにこんなすごい日本人がいるんだ!」とくぎ付けになりました。それからご縁があって麻布のお店でマルシェに出ませんか、と広報の方からお声がけいただき、「あ、あの店だー!」ととてもうれしくて興奮したのを覚えています。パン好きにはこれ以上贅沢な時間はないのではないか、という楽しい記者会見でした。
パティシエの方、ブーランジェリーの方、フランス料理の方など
ぜひ一度高級バターを使用した贅沢なメニュー開発はいかがでしょうか。
モンテギュバタ―のお問い合わせ先
広報事務局 西澤様:t-nishizawapr@workingforever100years.com
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