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原因論と目的論

題名に小難しいものを持ってきてみました(笑) でも、結論は難しくなくシンプルなものですので、ご安心を!

「原因論」とは、ジークムント・フロイトによって提唱された考え方です。原因論とは「原因があるから今がある」という考え方です。

一方、「目的論」とは、アルフレッド・アドラーによって提唱された考え方です。目的論とは「こうなりたいから今がある」という考え方です。

一例を挙げて、双方の理論を説明しましょう。たとえば、あなたが電車に乗るために、ホームで列に並んで電車を待っていたとしましょう。そこにあなたの目の前に割り込んできた人がいたとします。そのとき、あなたはその人に激怒したとしましょう。

原因論では「割り込んできた人がいるから、あなたは激怒した」と考えます。「割り込む」という原因があったから「激怒した」という結果を生んだと考える考え方です。

一方、目的論では「あなたは激怒したくて仕方なかったから激怒した」と考えます。そもそも、あなたは激怒したかったので、そのキッカケを待っていた。そこに割り込んできた人がいたから激怒したと考えます。

行動は同じなのに、考え方が全く違うわけです。面白くないですか?

あなたの人生にどう生かしますか?

では、この考え方、あなたの人生にどう生かしましょうか? もし、あなたが新しいことを始めようとしたとき、どちらの考えがいいと思いますか?

「時間がないから」「お金がないから」「スキルがないから」と理由をならべて「やらない」という決断をしていませんか? これ、実は原因論の考え方です。

やらない理由を並べて、やらないという決断をしている。気がついていないかも知れないですが、実はネガティブな決断をしているのです。決断しているのに、ネガティブなので自己成長出来ません。これって、かなりもったいなくないですか?

では、自己成長につなげるポジティブな決断はどうやったら出来るのでしょうか?

お題目を掲げる!

ここで「目的論」を活用します。自分は「どうしてそれをやりたいのか」と目的を考えます。私はこれを「お題目」とよく言っています。お題目を掲げると力強く決断できます。迷いがなくなります。周りからの賛同も得やすくなります。なぜなら「錦の旗」を掲げているからです。旗印があると何事もやりやすくなります。

お題目を掲げると、そこからトップダウンでどういう行動が必要なのかが見えてきます。私の例で言えば、自分のミッションを掲げています。これがお題目に相当します。そうすると、このお題目を達成するために、どういう行動が必要なのかを考えるようになります。

そして、考えたことを実際の行動に移します。もちろん、全部がうまくいくわけありません。でも「失敗」ではないのです。行動して、初めて分かることがあります。ですから「経験値が増えた」のです。

そして、経験値が増えていけば、成功にたどり着く確率が上がっていきます。歩みをとめなければ、必ず成功できるのです!

歩みを止めない!

トーマス・エジソンが「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」と言っています。エジソンは電球にふさわしい素材を見つけるのに、1万回以上実験していますが、失敗したとは思ってないのです。諦めずに前進し続けたから、最後に竹がふさわしい素材であることを発見したのです。

もう少し分かりやすく例えてみましょう。あなたは今、川の近くにいて向こう岸に渡りたいので、泳ぎ始めたとしましょう。「川を泳いで渡る」という決断をしたわけです。

残念ながら、川幅はかなりあり、そう簡単にはたどり着けません。川幅の真ん中あたりに差し掛かってきて、かなり疲れてきたとしましょう。体力がかなり消耗したので、泳ぐのを止めたとしましょう。さて、どうなりますか?

はい、お気づきのとおり、泳ぐのを止めたので沈んでしまいます。残念ながら、誰も助けてくれません。The Endになってしまいますよね?

では、体力的にかなり厳しいですが、それでも諦めずに泳ぎ続けたとしましょう。かなり辛いので止めたくて仕方がないですが、それでも泳ぎ続けたとしましょう。さて、どうなりますか? 泳ぎ続ければ、いつかは向こう岸に到着できますよね? これって、成功じゃないですか?

継続は力なり!

ですので、どういう形であれ「やり続ける」「諦めない」は非常に重要なマインドセットです。私はこのNoteの記事を書き続けることで、その重要性に気がついています。

最初は出来ない理由ばかり並べてました。それこそ「知識がない」「ネタがない」「時間がない」。原因論で考えてました。

しかし、一念発起してとにかくやろうと思いました。それは「自分のミッションをやり遂げたい」からです。Noteの記事を書き続ける目的を見出しました。こうなるとお題目を掲げたわけなので、行動に力強さが伴います。

結論は至ってシンプルです。「行動しましょう、そしてお題目を掲げてやり続けましょう!」です。そうすれば、必ず成功できます!

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