好意の1:2:7の法則

この題名をご覧になった時、どういう法則だろうと思われましたか?結論から申しますと、これはどういう集団でも、あなたに対する感情が「1(嫌い):2(好意):7(中立)」という比率になるという法則です。以下の文章は「嫌われる勇気」から引用した文章です。

10人の人がいるとしたら、そのうちの1人はどんなことがあってもあなたを批判する。あなたを嫌ってくるし、こちらもその人のことを好きになれない。そして10人のうちの2人は、互いに全てを受け入れ合える親友になれる。残りの7人は、どちらでもない人々だ。

この法則を知って、どう思われたでしょうか。感覚的に受け入れられる法則でしょうか。私は、この法則に触れた時「なるほど、たしかに!」と、ものすごく納得しました。

あなたの味方はどれだけいる?

この法則をもう少し分析してみましょう。あなたを嫌い、批判してくる人が1人いた場合、好意を持ってくれる人が2人、中立の人が7人いることになります。中立の人たちは、声に出して何かを言うわけではありませんが、あなたのことをフォローしてくれています。つまり、あなたに悪い印象を持っている人ではありませんし、気にかけてくれる人と考えれらます。ということは、あなたを嫌いな人が1人いた場合、あなたに好意を持ってくれている人と気にかけてくれる人は9倍いるということです。これって、すごくないですか?

どっちに焦点を当てますか?

人間は、自分が見る視点で考え方や行動が変わる生き物だと私は考えます。この法則の場合、あなたを嫌いな1人に焦点を当てるのか、それともあなたに好意と気にかけてくれる9人に焦点を当てるのかで、自分の行動が大きく変わると思います。

嫌いな人に焦点を当てた場合、嫌われていることばかりが気になり、なぜそんなに嫌うんだろう?と考えますから、気持ちはどうしてもネガティブになっていくと思います。

一方、好意と気にかけてくれる人に焦点を当てた場合、相手からポジティブなエネルギーをもらいますから、必然的に気持ちはポジティブになり、幸福感を感じることが多くなると思います。

焦点を当てるところが違うだけで、これだけの違いが生まれます。あなたはどちらの気分を感じて暮らしたいでしょうか? 私は断然、好意と気にかけてくれる人に焦点を当て、ポジティブな気持ちで暮らしたいので、私を嫌いになる人はまったく気にしません。そうすると不思議なことに、私を嫌いになる人が周りからいなくなります。向こうから去っていくのです。おそらく、こちらが相手にしないからだと思います。

ですので、あなたを嫌いになる人がいるのなら、気にしないことが一番いいと思います。

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