見出し画像

自己肯定感と自尊心

「自己肯定感」と「自尊心」、一緒だと思われますか? それとも違うと思いますか? 違うとしたら、どんな違いなのでしょう。

自己肯定感:私なら出来る!

自己肯定感を辞書で調べると「自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。 自己否定の感情と対をなす感情とされる。」(出典:実用日本語表現辞典)とあります。

私は「自分を客観的、俯瞰的に見て『私なら出来る』と思えること」と理解しています。自分を前向き(ポジティブ)に捉える、意味もなく卑屈にならないことだと思います。

自尊心:私はすごい!

自尊心を辞書で調べると「自尊心とは、自らの価値を認める自己評価であり、自身を優れた存在・価値ある存在・意義ある存在であると位置づける気持ちのことである。または、自己の品格を貶めるような振る舞いを嫌悪する気持ちのことである。」(出典:実用日本語表現辞典)とあります。

私は「何かをする前に『私はすごいんだ!』と自分を信じることが出来ること」と理解しています。

つまり、「自己肯定感」と「自尊心」はまったく違うものです!

自尊心を高めるには

両方とも大事な概念だと思いますが、私は「自尊心」が高い状態があって、初めて「自己肯定感」が高まると思っています。自分を肯定するには、自分を信じる心が必要だからです。

そして、自尊心を高めるには、2つ方法があります。
1. ポジティブなセルフトークをする
2. ポジティブな行動をする

ポジティブなセルフトーク

みなさん、1日どのくらいの言葉を自分に問いかけているかご存知ですか? 一説によると、1日で4 - 6万回行われているそうです! すごくないですか? たった1日で、ですよ!

このセルフトーク、もし全部が後ろ向き(ネガティブ)な言葉ばかりだったら、どうなると思いますか? 1日4 - 6万回もネガティブな言葉を自分に投げかけるわけです。

「どうせ、私は出来ないし・・・」「どうせ、私がやっても上手くいかないし・・・」「私なんか〇〇だから・・・。」こういう感じの言葉です。もしかして、何気なく使ってませんか?

ネガティブな言葉を浴びれば、気持ちもネガティブになってしまいます。そうすると、行動もネガティブになるので、結果も当然ついてきません。

では、セルフトークをポジティブにしたらどうでしょうか? 「私はすごいから出来る!」「私は頑張ったから出来る!」「上手くいくに決まっている!」こういう感じの言葉です。どうですか、出来そうな気持ちになりませんか? 気持ちがポジティブになれば、行動もポジティブになり、良い結果を得る可能性が高くなります。

現在進行形を使う

セルフトークは「現在進行形」の言葉を選びましょう。「健康になりたい!」だと、今は不健康な状態であることを暗に認めてます。これでは、ネガティブなセルフトークになってしまいます。ですので「私は健康になっている!」としましょう。

現在進行形にすることで「自分は今〇〇なんだ!」と暗示をかけることにもなります。そうすると、無意識さん(詳細はこちらで!)がその差異に気づき、差異を埋めようとしてくれます。

ポジティブな行動

「病は気から」という言葉にあるように、気持ちが状態を変化させます。ポジティブなセルフトークを使って気持ちをポジティブにしたら、行動もポジティブにしましょう。

ポジティブな行動をするには、「やる」と決めたことを継続することです。「継続は力なり」とはよく言ったものです。「やる」と決める事柄は、些細なことでもいいんです。「毎朝起きたら冷たい水を飲む」みたいなことでも十分です(これはあなたの健康に多分のメリットをもたらしますよ!)。

とにかく、些細なことでも決めたことを毎日やる。そうすると「あれ、私ってやれば出来るじゃん!」とポジティブな気持ちになり、自分に自信が持てます。これが自尊心を高める秘訣です。騙されたと思って試してください!(もちろん、騙してませんからね(笑))



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?