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夫婦の形は二人でつくればいい!幸せになるための夫婦の形とは?

こんにちは。ゆりです。

夫婦の形と聞いて、あなたは何をイメージしますか?

・夫が外で働き、妻が家事を一切引き受ける
・夫が主な生活費担当、妻はパートで家事育児担当
・共働きで家事分担

よく聞く夫婦の形とは、主にこの3つではないでしょうか。

しかし、世の中にはもっとたくさんの、いろいろな「夫婦の形」があります。


夫婦は元他人であり、二人が出会う前に、それぞれの人生を歩んできています。


似たような人生を送っている場合もありますが、一人として同じ人生を歩むことはなく、歩み方も感じ方も考え方も全てが異なるのです。

そのように考えると、夫婦の形を世間一般の常識という枠に無理やりあてはめることが、果たして全ての夫婦の幸せに繋がるのでしょうか。


世の中には、あなたの知らない「夫婦の形」が多数存在しています。


もしも現在、あなたが夫婦関係で悩んでいて、離婚寸前の状態であったとしたならば、今一度、あなたとパートナーの「夫婦の形」を見つめ直してください。


この記事では、目から鱗の「夫婦の形」をいくつかご紹介していきます。

パートナーと幸せになるために、まずは常識に囚われない夫婦の新しい形を知ることから始めてみましょう。


夫婦の形はこんなにもあった!

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今までにも、○○婚という言葉が多数生まれています。

夫婦になるきっかけとされる「授かり婚」「ビビビ婚」などもありますが、夫婦の形をあらわすものについては、現在まで主に7つのスタイルがあります。



1,事実婚
2,週末婚
3,主夫婚
4,DINKS(ディンクス)婚=Dobule Income No Kids
5,共生婚
6,通い婚
7,卒婚


「恋ダンス」もブームになった新垣結衣さん主演の「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマをご存知でしょうか?

このドラマは恋愛感情どころかお互いのことをあまり知らない中で「契約結婚」をし、同じ屋根の下で夫婦として暮らし始めるところからスタートします。

そしてこのような夫婦の形を、5の「共生婚」とも呼びます。


この後「共生婚」を含めた7つの夫婦の形について、それぞれのメリットとデメリットを3つずつ挙げながら詳しくご説明させていただきますので、ぜひ続きをご覧ください。


7つの夫婦の形それぞれのメリットとデメリット

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1.<事実婚>

結婚して夫婦になろうとするとき、婚姻届けを提出して法的に夫婦とするスタイルが一般的とされますが、「事実婚」の場合、夫婦として生活を共にしますが婚姻届けを出さないため、法的には夫婦とされません。


◇事実婚のメリット

・法的な手続きをしないため、たとえ夫婦関係を解消したとしても戸籍に載らない
・名字を変える必要がないため、名字変更に伴う手続きが不要
・パートナーの兄弟や両親と姻族関係(婚姻によって発生する親族)とならないため、パートナーの親族とも距離を保ちやすい。



◇事実婚のデメリット

・子どもが生まれたら親権は母親が持ち、子どもは母親の戸籍に入る。そのため、父親は「認知」の手続きを行なうことになるが、母親と共同で親権を持つことはできない(*母親ではなく父親が親権を持つには家庭裁判所での手続きが必要)

・配偶者控除や扶養控除は認められておらず、相続権がないため双方の財産を引き継ぐことはできない。ただし、遺言によって引き継げる可能性はあるが相続税控除もみとめられていない

・家族であるという証明が難しいため、賃貸住宅の契約や住宅手ローンを組むことができない場合もある。また、家族と証明できなければ手術の同意書にサインをすることもできない(*家族の証明として、住民票や公正証書を作成したり、自治体によるが「パートナーシップ制度」を利用したりすることによって認められることもある)


2.<週末婚>

婚姻届けは提出しますが、同じ屋根の下で共に暮らすのではなく「平日は別々の場所で生活をして週末は夫婦として過ごす」という夫婦の形です。


◇週末婚のメリット

・結婚しても同居に比べて家事の負担がおさえられるため、家事がストレスにならない
・結婚後も平日はお互いが仕事に集中できるため、女性もキャリアを積みやすい
・平日は自分の時間が確保できるため、結婚後もお互い新鮮な気持ちを保ちやすい


◇週末婚のデメリット

・お互いの経済状況が分かり辛く同居よりもコストがかかる
・結婚しながらもお互いが自立しているため、お互いを信頼できなくなると一気に離婚に至ってしまう恐れがある
・子どもを授かった場合、週末しか顔を合わせない状態だと子どもに親として認識され辛く、親としての自覚もなかなか芽生えないこともある


3.<主夫婚>

妻が外でバリバリ働き家計を支え、夫が主に家事育児を担う、という夫婦の形です。


◇主夫婚のメリット

・女性は結婚してからもキャリアを諦めずに仕事にまい進できる
・外で働くよりも家事が得意で育児がしたいと考える男性の理想の形
・男性にとっては、通常の父親よりも子どもと過ごす時間がたくさんあるため、子どもとの繋がりがより深くなる


◇主夫婚のデメリット

・周囲から好奇心で詮索されることがある
・家事は問題なくても、育児が加わると予想外のことが増え、とまどうことがある
・子どもの行事に参加するとき、自分だけ男性という場合が多い


4.<DINKS(ディンクス)婚=Dobule Income No Kids>

意図的に子どもをつくらずに共働きをしていく夫婦の形です。


◇DINKS(ディンクス)婚のメリット

・女性は結婚してからでもキャリアを積みながら定年まで働きやすくなる
・結婚してからもお互い自分の時間を十分に確保することができる
・自分がしたいことや二人でしたいことを実現しやすい


◇DINKS(ディンクス)婚のデメリット

・年を重ねていくと頼れる身内がパートナー以外いない状況になることもある
・どちらかが子どもを欲しくなった場合、意見が合わずに離婚に至るケースもある
・喧嘩をした場合、お互いが自立をしていることや子どもがいないことで、一気に離婚に至る可能性もある


5.<共生婚>

婚姻届けを出し同じ家に住みながらも「恋愛感情なし」「性的関係なし」で部屋・生活・お財布の全てを完全に分ける夫婦の形です。

例えるなら「書類上で婚姻関係を結んだルームメイト」のような夫婦の形です。


◇共生婚のメリット

・独身のような自由を保ちながらも既婚者という肩書を得られる
・一生一人で生きていかなければいけないという不安から解消される
・恋愛感情が持てなくとも、人間として信頼できるパートナーと支えあって生きていくことができる


◇共生婚のデメリット

・パートナーの介護や義両親の介護については割り切れない問題がでてくる
・セックスなしの人生で終わることについて疑問がでてくる場合がある
・恋愛感情が無くても婚姻関係にあるため、他の異性と性的関係を結べば不倫となる


6.<通い婚>

通い婚とは婚姻関係を結んだ後も一緒に暮らさずに、会いたい時にパートナーの住まいを訪ねて一緒に過ごす夫婦の形です。


◇通い婚のメリット

・会いたい時に相手の家に通うスタイルなので、週末婚と似ているが週末婚よりも自由度が高い
・女性は結婚してからもキャリアを諦めずに仕事にまい進できる
・自分の時間をしっかりと確保できるため、やりたいことをしやすい


◇通い婚のデメリット

・お互いの経済状況が分かり辛い
・お互いの仕事などの都合により、長期間顔を合わせない場合もある
・子どもを望んだ場合、お互いのタイミングを合わせることが難しくなる可能性もある



7.<卒婚>

卒婚とは婚姻関係を継続しながらも夫婦としての生活を解消し、お互いが自由に生活する夫婦の形です。


◇卒婚のメリット

・妻だから食事の支度をしなければならない、など、妻だから夫だから「~するべき」というしがらみから解放される
・婚姻関係を解消する訳ではないので面倒な手続きの必要もなく、元の夫婦の形に戻りたいと思えばいつでも戻れる
・夫婦としての生活を解消することで不満がたまりにくくなり、お互いの良さを再確認する可能性もある



◇卒婚のデメリット

・婚姻関係は継続したままなのでパートナーの扶養義務を放棄することはできない
・婚姻関係はそのままなのでパートナー以外の異性と性的関係を結べば不倫となる
・婚姻生活の維持のために、収入が多い方は低い方に生活費を渡す義務は残る



夫婦の形の選び方とは

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夫婦の形は今回ご紹介させていただいたものが全てではなく、時代と共に新たに生み出され、少しずつ変化していくものです。


現在では女性もバリバリ仕事をすることは珍しくなく、社会的地位を築くことも可能になりました。

しかし、女性が仕事を持ちながらでも安心して結婚と出産、そして子育てができるかと言えば、現状ではまだまだ不安な面がたくさんあります。

なぜなら一般的に結婚といえば、今だに女性が男性の家に入るという意識が強く、妻が夫を支えることが当たり前のような風潮にあるからです。


そのため、女性は結婚や出産により今まで築き上げてきたキャリアを捨てなければいけなかったり、退職を余儀なくさせられたりすることが多々あります。


たとえ仕事を続けられたとしても、主婦となれば家事育児と夫の世話、さらに介護などが当たり前のようにのしかかってきます。

例えば、子どもの保育園の送り迎えと熱が出た時などの急なお迎えも妻の役割と考えている男性は少なくありません。

さらに、無くなったトイレットペーパーを取り替えることすら妻の役割と考えている男性も多いのです。

仕事を抱え、家事も育児もしなければならなくなっただけではなく、夫の世話までさせられるとなれば、女性は負担が増えるばかりです。

また、逆に男性が同じような負担を強いられている場合もあるでしょう。


どちらか一方に負担がかかり過ぎる夫婦生活では、不満もストレスも蓄積していくのは当たり前です。

そして、負担を強いられた側は、どんどん夫婦でいる必要性を感じなくなっていく。すると・・・


「離婚したい」


そう考えてしまうのは自然なことです。


あなたのパートナーはあなたの母親でもなければ、家政婦でもありません。

あなたのパートナーはあなたと家族をつくるために協力し合う、唯一無二の存在です。


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これまで、いろいろな夫婦の形をお伝えしてきましたが、ここで少し「新しい家族の形」にも触れてみたいと思います。

あなたは俳優の窪塚洋介さんをご存じでしょうか?

窪塚さんは2回結婚をしており、最初の結婚で息子さんを授かり、2回目の結婚で娘さんを授かりました。

息子さんの親権は窪塚さんが持ち、現在の奥さんと娘さんとともに4人で暮らしています。

そして、息子さんの実母である最初の奥さんは近隣に住み、いつでも息子さんに会うことができるうえ、母の日や息子さんの誕生日、窪塚さんが仕事の時には現在の窪塚さんのご家族と共に過ごすことも多いそうです。


「子どもと魂は平等」


窪塚さんは、このような信念を元に、子どもを第一に考えた「新しい家族の形」をつくりあげました。

窪塚さんの信念とどのようにして新しい家族の形をつくりあげることができたのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

窪塚洋介さんの息子との関係に学ぶ【離婚した家族】の新しい形



どのような家族の形が幸せなのか、どのような夫婦の形が幸せなのかは人それぞれ。

既成概念に囚われすぎず、あなたとパートナーが一番良いと思う夫婦の形を選択しましょう。

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例えば夫婦の形を選択するときにこのような考えかたで決めることもあります。


名字を変えたくないし、パートナーの家族と法的な婚族関係になることを避けたい→「事実婚」


結婚してからも自分のペースで仕事に集中したいし、自分の時間も確保したい。でも二人で過ごす結婚生活も大事にしたい→「週末婚」


家事育児よりも仕事が好きな女性と、仕事より家事が得意で育児に興味がある男性が夫婦になる→「主夫婚」


生まれ育った家庭環境の影響で、子どもを待たないと決意した→「DINKS(ディンクス)婚=Dobule Income No Kids」


生涯のパートナーは欲しいため結婚はしたいが、とにかくセックスが苦痛。恋愛感情なしでいいから人として誰よりも信頼できる人と一緒に生きていきたい→「共生婚」


お互い結婚はしたいし将来子どもも欲しいけれど、自分達のやりたいこともたくさんある。そのため、できるだけお互いの自由を尊重しながら夫婦生活を送りたい→「通い婚」


夫ももうすぐ定年。妻の私も子育てを終えた今、これからは家事から解放され、自分の時間を自分のペースで楽しみたい→「卒婚」


私は夫婦の形というのは、その時々で変化させたり自由に組み合わせたりして良いと思います。

例えば、結婚当初の選択は「週末婚」

→子どもができたため「同居」の形へ
→出産後に奥さんが仕事復帰したのを境に「主夫婚」の形に


このように夫婦の形を状況によって組み合わせながら、それぞれの夫婦のオリジナルスタイルをつくっていけば良いのではないでしょうか。


幸せになる夫婦の形とは?

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人間ひとりとして同じ人間は、この世に存在しません。

そして与えられた環境も歩いてきた人生も、皆違います。

そんな違う人生を歩んで来た二人が出会い、夫婦になる。

それはとても奇跡的なことでもあり、あなたの家族をつくるという新たな挑戦をすることでもあります。


あなたとパートナー、二人でつくりあげる家族というパズル。

時にはピースが上手くはまらずにイライラしたり、焦ったりすることもあるでしょう。

もしも、どうしてもピースが上手くはまらないのであれば、二人でまた新しいパズルを用意すればいいのです。



あなた達夫婦が選択した夫婦の形を理解されず、周りから反対されることもあるでしょう。

ですが、忘れないでください。

世間のいう当たり前があなたの幸せになるとは限りません。


大事なのはあなた達夫婦が「幸せになれる形」を選択することです。


いつかあなた達夫婦だけの「幸せな家族のパズル」が完成しますように。



最後までお読みいただきありがとうございました。


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