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久慈市平庭高原闘牛大会と、山形村短角牛

こんにちは、タイム缶詰です。
皆さんは日本にも「闘牛」がある事をご存じですか?
スペインのように赤い布をなびかせた闘牛士と、獰猛な牛が戦う競技ではございません。
大きな牛と牛同士が角を突き合わせて闘う、相撲のような競技です。
今回は、東北で唯一の闘牛、岩手県久慈市平庭高原で行われている闘牛についてご紹介します。

平庭高原闘牛とその歴史

久慈市といえば、朝のテレビドラマ小説「あまちゃん」の舞台となったウニと海の街。ですが、面積の86%の豊かな山林が広がる地域です。久慈琥珀も有名ですね。
平庭高原の闘牛は、牛の角突きとも呼ばれています。
その起源は不明なのですが、古くから南部牛の産地として、農耕用や荷物を運ぶ運搬用として飼育されていました。
また、江戸時代には近隣の海岸で焚かれた塩や鉄を、牛の背中に乗せて北上山地を超え城下町である盛岡などに運んでいました。荷物の重さは100㎏ほどだったといいます。

ではなぜ馬ではなく牛だったのでしょうか?
想像の通り、馬の方が歩みが早いです。ですが、
・一人が引くのに馬は4頭までが限界だったのに対し、牛は7頭まで引くことができた
・盛岡までの道のりは、険しい峠や難所が多かった。馬だと坂を登れなかったり悪路で荷崩れを起こす事があったが、歩みが遅く馬に比べ脚が短い牛は、悪路に強く輸送の主役となった
などが理由です。

その運ぶ隊列を組んだ時、群れで一番強い牛を先頭置くと、その後に続く牛が素直についてくるそうです。その先頭に立つ牛を決めるため、牛の突き合わせをし、力比べをしたのが闘牛のはじまりとされています。

迫力満点、これが平庭高原の闘牛だ!

重量1000㎏を超える牛が角と角を突き合わせて闘う闘牛。
牛の種類は日本短角種という種類の牛です。
実際の競技を見ると、引き分けに次ぐ引き分け。
それは、勝負を付けるというこはせず、ある程度のところで見極めて引き分けにするのがルールです。
もともと塩を運ぶため、隊列の先頭や順番を決める為に始めた事なので、怪我をされたら大変。大会では勝負をつける事はしません。
・平庭高原に根差した文化を守る
・牛が怪我をするのを防ぐ
・若い牛の自信を守る
事を目的に大会が開催されています。
昔から牛と繋がりが深い地域。伝統として受け継がれています。

知れば10倍楽しくなる!闘牛の技!

角と角を突き合わせ押し合うような、一見力任せの闘いに映りますが、実は強い牛は数々の技を持っています。
試合の見どころはズバリ技!そのテクニックの上手さで横綱や大関などの格付が決まります。
その基本の技をいつくかご紹介します。

○あげ
一瞬のすきをついて回り込み、相手の首筋、前足の付け根、脇腹を突きあげる

○もたし(もたしこみ)
自分の首を相手の頭から首筋にもたせこんで、体重をかけ、相手の責め手を防ぎ、疲労させる

○押し(押し合い)
頭と頭を合わせ、角をがっちり組み合って、両牛が力一杯押しあう。

○ねじり
自分の角の内側を、相手の角の外側にあてがい、内側に力でねじる。

○はらき(向う突き)
真正面から相手の角を左右にはらきながら、額を攻める。

○あげもどし
相手の突きを踏みとどまってその技を外し、首を傾けて反撃する。

闘牛大会は年4回(5月/6月/8月/10月)開催されます。
詳しい情報はコチラをチェックしてください!

山形村短角牛

南部牛とアメリカのショートホーンを掛け合わせた日本短角種。
和牛四品種の一つです。
久慈市では「夏山冬里」という、昔ながらの飼育方法で育てていいます。
夏山冬里方式とは、5〜10月までの期間、子牛と母牛を広大な放牧地で飼育し自然のままで育成・交配する伝統的な飼育方式です。
冬は牛舎に入り、国産の飼料で丁寧に育てられます。

味はヘルシーで肉の旨味が味わえる赤身が特徴。黒毛和牛よりも脂肪分が少なくヘルシーで旨味をたっぷり含んでいます。噛めば噛むほどに美味しさが口の中に広がります。

いわて久慈「闘牛ビーフシチュー」缶詰

タイム缶詰の社長の吉田は、長年闘牛や短角牛に関わってきました。
そこで闘牛大会で現役を引退した横綱牛で「闘牛ビーフシチュー缶」を製造しました。命を大切にいただく想いがこもった商品です。どうしても長年活躍した雄牛なのでお肉は硬くなる傾向があります。そこで缶詰にし、噛めば噛むほど旨味を楽しめる、食べ応えある食感に仕上げました。
有機トマトベースのソースで煮込み、かくし味には陸前高田市の八木澤商店の本醸造味噌を加え、コクのある和風シチューに仕上げています。

パッケージは、2019年に久慈市と包括連携協定を締結した実践女子大学の学生さんにデザインしていただきました。
実践女子大学の学生さんは、産業振興の一環として、2021年か平庭闘牛のPRや活性化に取り組んでらっしゃいます。

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