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初水揚げ!広田湾養殖サーモンの缶詰製造を開始しました!

こんにちはタイム缶詰です。
三陸沿岸では、秋サケの深刻な不漁に陥っています。岩手県がまとめた漁獲速報によると、令和5年度漁獲量は133.6トンと、前年比70%減の過去最低とのことです。
こうした中、秋サケの補完などを目的に生食が可能な養殖サーモン(ギンサケ・トラウトサーモン)に注目が集まっています。生のサーモンはお寿司のネタやカルパッチョなどで人気ですよね。

陸前高田市の広田湾では、2023年より㈱ニッスイと広田湾漁業組合と共同でサーモン試験養殖に着手。そして、2024年6月5日に初水揚げされました。
穏やかで栄養の多い広田湾はサーモン養殖に適しており、ニッスイ関係者も期待以上の成果だったとお話しされていました。広田湾特産の「イシカゲ貝」も高水温にやられ、本年は水揚げが少ない状況です。そんな中、陸前高田サーモンに大きな期待を寄せています。

今回は、広田湾産サーモンの紹介と、現在製造中の「陸前高田サーモン水煮缶」のご紹介です!

広田湾産の「陸前高田サーモン水煮缶」の製造を開始しました!

2024年6月、待望の広田湾養殖のギンサケの水揚げがされました!
1匹約180グラムの稚魚は半年で2,52キロに成長。いけすから網ですくい揚げられると、勢いよくバチバチと跳ねていました。

養殖いけす
養殖サーモンの水揚げ
タモですくい揚げていきます

そのギンサケを、缶詰に製造中!

脂乗りバツグン!
いざ入缶!
陸前高田サーモン水煮缶缶が完成!

サーモンのふっくらとした身、適度な脂のりで、優しい味わいの水煮缶に仕上がりました。
販売開始に向けて準備を進めています。広田湾漁協ECサイト、タイム缶詰ECサイト、陸前高田市ふるさと納税などで取り扱う予定です。もうしばらくお待ちください!

サケとサーモンの区別

知ってるようであやふやな、サケとサーモンの区別。皆さんはご存じですか?

サケを英語では「salmon(サーモン)」と呼びます。
ですが、日本のスーパーや水産業では、

サケ:海水魚/天然が多い/加熱が必要
サーモン:淡水魚/養殖が多い/生食できる

と分けられます。ただし、例外もあるのでこの分類は厳密ではありません。
ざっくりとはなりますが、「天然か養殖か」をポイントにして区別されるといいでしょう。

天然のギンザケはアラスカやサハリン等の川で遡上して産卵するため、日本の川ではほとんど遡上しません。
ごくまれに日本の海で天然ギンサケが獲れる事もありますが、国内で流通するほとんどが養殖でとなります。
「天然か養殖か」で区別されるので、ギンサケもサーモンに区別されます。

参考までに、以下の表をご覧ください。
サケは育つ場所や性別で大きさや形が変わるのでかなり複雑。皆さんの食卓でよく食べる白鮭も、シロザケ/アキザケ/トキシラズ等々様々な呼び方があり、一般消費者的には大混乱です。

「鮭鱒一覧表』出典:魚食普及推進センター

日本の「シロサケ」はEUでは「ワイルドサーモン」と呼ばれ、高い評価を得ています。養殖は大事ですが、天然秋サケの豊漁も期待したいところです。

台風5号・7号被害をお見舞いいたします

2024年のお盆は、台風5号・7号に対し陸前高田市内では台風被害対策として、避難所が開設されたり、高田松原津波復興祈念公園にある「奇跡の一本松」では、転倒防止対策として、幹の上部と地面を4本のワイヤでつなぐ処置を行ったりの対策がとられました。
幸い陸前高田は大きな被害はありませんでした。ギンザケの水揚げも終了していて、いけす被害もありません。
養殖サーモン関係では大槌の養殖場に土砂が流れ込み、約70%(1.9トン)のサーモンが斃死してしまいました。
また、幾多の苦難を乗り越え開業40周年を迎えた「三陸鉄道」では、また、線路の路肩が崩落し、宮古と田老間が不通となっています。
崩落現場は道路の無い山間部で、修復するためには、まず、重機を運び込むための道路づくりから行わなければならず、復旧には数か月要するという状況です。
被害に会われた地域の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。震災以降も多くの自然災害に見舞われてきた岩手県です。
今回の被害も乗り越えていきましょう。


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