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TikTok、名古屋市の「学生タウンなごや推進事業」と連携して大学生向けのショートムービー制作ワークショップを実施

TikTok Japanは2024年2月26日(月)、名古屋市と連携した特別企画として、「"「バズる」動画” で課題解決!?」と題したショートムービー制作のワークショップを開催しました。本イベントは、名古屋市が取り組む「学生タウンなごや」推進事業のひとつです。名古屋市の大学に通う11名が、名古屋市立大学の田辺通キャンパスに集まり、ショートムービー制作について学び、実践しました。

講師を務めたのは、映画プロデューサー、ディレクター、そして起業家でもあるシェイクトーキョー代表取締役の汐田海平氏です。これまで数多くの行政や地方自治体の課題解決に向けたショートムービーを制作した経験から、多くの人に見てもらえる動画の作り方をレクチャー。2つのグループに分かれて、企画・撮影・編集に取り組み、ショートムービーを完成させました。その後、シェイクトーキョーを率いる汐田氏も動画の撮影を実施。希望者が立ち会い、学びを深める時間となりました。

情報を届けるポイントは「言葉の言い換え」

「クリエイティブを通じた課題解決」に積極的に取り組んでいる汐田氏。これまでに京都の観光マナー向上を呼びかける「京都くりえいてぃ部」、山梨県の教職の魅力を伝える「先生のミリョク【山梨県公式】」などを手がけ、多くの人に見られるショートムービーを制作してきました。

社会課題についての情報発信を広く届けるのは容易ではありません。多くの人にメッセージを届け、アクションにつなげるには発信方法にも工夫が必要です。「まずはメッセージを届ける相手、伝える内容を深く考えましょう」と汐田氏は勧めます。その上で、内容が「伝わる言葉への言い換え」が重要だと汐田氏。例えば困りごとを直接訴えるのではなく「〜した方がいいよ」と言い換えることで、同じ内容でもぐっと伝わりやすくなります。

言い換えの例として、汐田氏は京都くりえいてぃ部の投稿を例に挙げました。京都市では、大きなスーツケースを引いて観光する人が増加。公共交通機関で乗り合わせる人が困るという事態が発生しました。しかし単に「マナーを守りましょう」と訴えても、なかなか多くの人には伝わりません。そこで汐田氏はマナー啓発を、京都をもっとタイパよく観光できる「旅コツ」として紹介。スーツケースの一時預かり所や宿に配送してくれるサービスを活用することでスマートに京都を楽しもうと呼びかけました。このように伝え方を工夫することで、多くの人にメッセージを届けられると説明しました。

「多くの人にリーチしやすい」TikTokの特徴は社会課題の発信に向いている

その上で汐田氏は、TikTokというプラットフォームの特徴についても解説。「TikTokは社会課題の解決に向けた発信に向いている」と汐田氏はいいます。TikTokは、幅広い世代が利用するプラットフォームで、おすすめ機能が強力なので、フォロワーが少なくても多くの人に視聴してもらえると分析。「TikTokは新しい出会いが生まれやすいプラットフォームだから、メッセージ性のあるショートムービーをつくれば多くの人に届けることができます」と汐田氏はプラットフォーム活用のポイントを説明しました。

「学生あるある」で実際にショートムービーを制作

座学に続き、映像制作の実践編です。参加者は、名古屋市の実際の社会課題を解決するためのショートムービー制作に取り組みました。今回は、限られた時間でショートムービーを完成させるために、取り上げる社会課題と企画の大枠を汐田氏が提示しました。

テーマとして取り上げる社会課題はふるさと納税で名古屋市の大学を応援できる寄附金制度「学生タウンなごや推進寄附金」の認知向上。多くの人に寄附金制度を知ってもらうことを目標に設定しました。

企画の枠組みとして、汐田氏は「大学生あるある」を提案。「あるあるをたくさん挙げて分類し、大げさに表現すると多くの人に楽しんでもらえる動画になる」と狙いを語りました。例えば「大学生のファッションあるある」として、大学1年生から4年生の変化を描くというアイデアを挙げ「1年生のときは普通の服を着ているけど、4年生になるとボロボロの服になる、というように、4コマ漫画をイメージしてみてください」と企画のコツを説明しました。

共感を呼ぶテーマを企画し、幅を持たせ、表現を尖らせることが動画の根幹となる、という汐田氏の言葉を聞いた参加者たちは、動画制作への意欲を燃やしました。

企画の立案に苦心しながら、オリジナルショートムービーを発表


参加者は、まず2つのグループに分かれて企画のアイデア出しを開始。大学生あるあるを考えていきます。慣れない企画会議に、両グループともに苦戦。時間ギリギリまで検討を続け、何とか具体的な撮影案をまとめました。その後、ショートムービーの企画を決めると、大学構内の撮影許可を取っている場所で撮影をスタート。2グループとも、撮影担当や出演者などと役割分担しながら素材を時間内に撮り終え、安堵の表情が見られました。

撮影が終わったら、次は動画の編集です。今回動画編集に使用したのはスマホアプリの「CapCut」。動画編集・BGM選定・テロップ作成と役割ごとに担当者を決め、作業を進めました。両グループとも時間内にショートムービーが完成し、スクリーンで上映しました。

最初のグループは「大学構内で起こるできごとあるある」にフォーカス。授業や休み時間などによくあるシーンを取り上げ、若い世代の共感を狙いました。

次のグループのテーマは「大学生の挨拶あるある」です。令和・平成・昭和・未来の大学生の挨拶方法を動画とBGMで表現。わかりやすいオチのショートムービーに、会場では笑い声が上がりました。「どちらのグループも時間内に完成させられてよかったです」と汐田氏。学生たちは今回のワークショップを通じて、ショートムービー制作のコツや面白さを体験しました。

ワークショップ後には、汐田氏率いるシェイクトーキョーも同じテーマで動画を撮影。参加者たちの力も借りながら、ショートムービーを制作しました。

<制作した映像>

@nagoya_sgchosei

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♬ オリジナル楽曲 - 名古屋市総合調整課 - 名古屋市総合調整課

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