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親の心子知らず、子の心親知らず

 家庭においては、子育て。職場においては、人材育成etc.。教育(きょういく)とは、本当に難しいテーマです。

 育てる側と、育てられる側の意識ギャップが、教育(きょういく)の難しさを浮き彫りにします。教(きょう)とは、おしえる、みちびく等の意味。育(いく)とは、育てる、世話をして成長させる、生長する等の意味。すなわち、教育(きょういく)とは、教え導き、大切に見守りながら成長・生長させること。

 育てる側の思惑だけでは、人は育たない。

 足を引っ張っても背は伸びないし、訓示を垂れてもその通りには考えてくれない。それでも、育てる側に立っている場合には、折々にその人の成長を促す、そんな地道な努力を続けなければなりません。​​​​​​​

 とりわけ子供の教育については、度々、ジレンマに陥ることがあります。


 親の心子知らずといいますが、一方で、子供の側からは、子の心親知らず。親と子の葛藤。


 ある種の甘えの関係が親子であるだけに、教育する立場にある親には、大きな心で子供を見守る冷静さと度量の広さも必要になる、と自省するところ。人の成長を促すモノは、何でしょうか。様々な経験を積み重ねることに伴う心の葛藤と、それを乗り越えるための長い時間でしょうか。