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Tiglon Partners 社員インタビュー マネージングディレクター 信藤啓吾

Tiglon Partnersの社員インタビューシリーズ。
7回目の今回は、マネージングディレクター信藤啓吾のインタビューをお届けします。
タイグロンパートナーズ創業時から参画し、現在はコンサルタントとしての業務のほか、会社全体の経営に関わる多岐な分野のマネジメントも担っている信藤。現在の仕事やこれまでの転職支援事例、参画の経緯や、17年間のタイグロンパートナーズでの仕事を通じて得られたこと、これからのビジョンについても話してもらいました。


Tiglon Partnersでの仕事

現在の仕事、担当領域について

ー現在の信藤さんが担当されているお仕事を教えてください

コンサルタントとしての仕事では、投資銀行・プライベートエクイティ(PE)・不動産業界を中心とした採用支援・転職支援を行なっています。特に投資銀行業界が私自身のコアな担当領域でしたが、昨今の市況の変化で投資銀行から投資銀行へ転職するというキャリアは以前ほど人気があるものではなくなってきています。そうした変化も踏まえて、現在は投資銀行出身の人材を、プライベートエクイティファンドの投資先企業の経営幹部人材としてご紹介したり、積極的にM&Aを行なっている事業会社に経営幹部人材としてご紹介するというケースがこれまで以上に増えてきており、より注力をして取り組んでいます。

ー信藤さんはコンサルタントとしてのお仕事はもちろんですが、Tiglon Partnersの経営にも携わっていらっしゃるんですよね

はい。タイグロンパートナーズには、前身となったアカマイファイナンシャルマーケッツジャパン時代に入社をして、今年で17年目になります。現在は取締役として経営会議にも参加し、会社全体の売り上げ数値、社員の活動状況やプロジェクト進捗の把握、中途採用の計画や面接対応、デジタルマーケティング戦略の一部監修、社内のさまざまな調整業務、トラブル対応まで、さまざまなマネジメント業務にも対応しています。

ー毎日の仕事のスケジュールのイメージをお聞かせいただけますか

午前中は、メールのチェックや電話対応、新規のスカウト、カレンダーに入れている中長期でフォローアップする候補者の方への連絡などを中心にしています。昼あたりからは、新規、既存候補者との面談をしたり、クライアント訪問などをしています。だいたい午後から19時頃までに3件前後の面談をこなしています。19時以降は、社内の諸々の対応や、夜しか連絡のつかない候補者への連絡に時間を使うことが多いです。
一時期はすべてオンラインになったこともありましたが、昨年(2023年)あたりからは、オンラインが7割、残り3割が対面での面談といった比率になっています。クライアント企業への提案書の作成や候補者のリストアップなどに集中して取り組む必要がある週は、面談を意図的に入れないこともあります。

印象に残っている転職支援事例

経営視点で携わる採用支援

ーこれまで携わられた転職支援事例で特に印象に残っているものはありますか

多くの採用支援・転職支援に携わってきたので、その中から2-3つ選ぶというのはとても難しいのですが、クライアント企業の新規の事業立ち上げに伴う採用支援・転職支援は印象深いものがいくつかあります。

ひとつは、日系投資ファンドからの依頼で、新規投資先のCFOを採用したいという依頼があった中で、外資コンサル出身で、直近は外資系事業会社でCFOと営業部長を兼務されていた40代の方をヘッドハントし、採用・入社に至ったケースがありました。そのクライアントから、その後、経理の人材、M&Aトランザクションマネージャー採用のご依頼も頂き、無事採用・入社が決まりました。

また別の投資ファンドからは、買収した3つの会社と事業を統合させるにあたって、その統合を実行できるCOOを採用したというご依頼をいただき、銀行出身で、その後さまざまな事業会社で経営企画を経験されてきた50代の方をヘッドハントし、採用・入社に至ったケースもありましたね。

こうしたクライアントの新規事業の立ち上げに伴う採用支援に携わることができると、いわゆるM&A後の100日プラン実行フェーズを間近で見ることができたり、場合によっては事業所の立ち上げフェーズで、オフィスの賃料・社会保険・給与水準といったコストの見積りをクライアントと一緒に考えたり、事業の3〜5年の採用計画を一緒に考えたりといったこともあります。ただ単に人材を紹介するだけではなく、こうした経営に携わる部分からご支援ができた時は、私自身とても興味深く採用に関わり、採用以外の勉強にもなりました。

やりがいを感じる場面

ーこのお仕事をしていてよかったな、やりがいを感じるなというのはどういう瞬間でしょうか

先ほどの話にもありましたが、クライアント企業と長期でお付き合いをしていると、その会社のさまざまな場面に採用を通して関わることができます。入社をご支援した方が昇進をされたり、場合によっては大きな組織変更があり退職者が出たり、それに伴って新たな採用をすることになったり。そうしたクライアント企業の変化を見守りながら、事業の成長を採用というアプローチで支援できている実感を感じる時にはとてもやりがいを感じますね。

また、これまでに転職ご支援をさせていただいた求職者の方の中には、その方の転職支援を複数回させていただいたケースもあります。『仕事』は、人が人生の中で多くの時間を割き、その人自身の生活を支え、またアイデンティティを形成する大事な要素でもあります。ひとりひとりの求職者の方の、人生の大事な選択に携わらせていただいているということは、毎回責任を感じるとともに大きなやりがいを感じます。転職ご支援をした方からのご紹介で、新たな転職希望者のご相談をいただくということも、とても嬉しい場面のひとつですね。

飽きることがない仕事

毎回新たなクライアントの依頼や求職者の方のご相談に乗り、ひとつとして同じ状況や課題はありません。それぞれにストーリーやドラマがあります。日々進むさまざまな案件を同時並行で進めていくプロセスは、自分自身のプロジェクトマネジメント能力が鍛えられる感覚もあり、アドレナリンが出て、前に進んでいる感覚を味わえます。この仕事を長く続けられているのは、刺激的で飽きのこない仕事だということもありますね。

仕事を通して得られたこと、そしてこれから

エグゼクティブサーチのロールモデルを求めて

ー信藤さんが、タイグロンパートナーズを選んだきっかけと理由を教えていただけますか

前職の外資系大手人材紹介会社で仕事をしていた時に、業界で私のことを聞いた現在のタイグロンパートナーズ代表の野尻から直接連絡をもらったのがきっかけでした。
当時は人材紹介の仕事をはじめて4年程が経ち、主に投資銀行と不動産領域を担当しながら結果は出せるようになっていたものの、所属していた会社でのクライアント開拓と候補者のネットワーキングに限界を感じはじめていた時期でした。

グローバルで著名なエグゼクティブサーチファームでコンサルタントをしていた野尻の考えや仕事の仕方を聞く中で、自分が目指したいエグゼクティブサーチのコンサルタントとしてのイメージに近いものを感じ、ここであれば身近なロールモデルに学ばせてもらいながら、この仕事をより高いレベルで追求できるのではないか、と強く感じたことが入社の決め手になりました。

ー実際に入社し、Tiglon Partnersで長く働いてきて得られたこと、よかったなと感じることはどんな部分ですか

入社当初に描いていた、より高いレベルのエグゼクティブサーチ、採用支援・転職支援ができるようになったことは、タイグロンパートナーズで仕事をしてきて得られた大きな財産です。投資銀行業界、ファンド業界で広範な人脈を築けたこと、業界理解が今のレベルまで深まったのは、ひとえにタイグロンパートナーズで育てて頂いたお陰です。

加えて、コンサルタントの責任の所在と意思が尊重され、自由度が高く、裁量の範囲が広いこと、報酬制度がクリアである、といった会社の方針や制度的・環境的な側面も大きな支えになっていると感じています。

クライアント企業、転職希望者にとってより必要とされる会社へ

ー信藤さんが現在、そしてこれからのお仕事のビジョンを聞かせてください

現在タイグロンパートナーズは、業容拡大とともに中途採用のコンサルタントや新卒採用のリサーチャーの数も毎年増え、新たなステージを見据えた拡大期にあります。そのような状況下で、私自身一コンサルタントとして引き続き成果を出していくことはもちろんですが、より会社全体の成長にも貢献していきたいと考えています。

ひとりひとりのコンサルタントがより働きやすく成果を出しやすい環境づくりを通じて、タイグロンパートナーズのサービスクオリティを向上させること。そのことを通じて、クライアント企業や求職者の方々により必要としていただける会社になっていくこと。そしてそれが結果的に、社員のメンバーにも「ここで働いてよかった」「この仕事をしていてよかった」と思ってもらえる環境づくりにも繋がってくると考えています。

現在のタイグロンパートナーズには、他の人材紹介会社やエグゼクティブサーチのノウハウと実績を持ったコンサルタントメンバーが多種多様に集まっています。そんなひとりひとりの成功例や失敗例をお互いに聞き、意見を交換し合いながら、さらなるサービスクオリティの向上、業務効率の向上に向けて、さまざまな社内プロジェクトが走っています。
代表の野尻のリーダーシップの元、会社の持続的な成長に全力でコミットしようという気持ちで日々仕事に取り組んでいます。

インタビュー実施:2024年1月


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