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極力お金かけない実践PR術、インディペンデントPRマンがゆるりと綴る課題解決のメソッドVol.14

【発表会、会見系オペレーション】
画づくり、来場プレス用の取材・撮影スペースの提供確保は、PR広報の現場オペレーションの中でも特に肝要なファクターになります。
2010年11月、当時の僕はレコード会社の宣伝マンでした。当時もK-POPは大盛況、鳴り物入りのボーイズグループを東京ビッグサイトに迎えての彼ら初のショーケースライブでした。
1万人ものギャラリーも来場、ショーケースライブの前に、メンバーとプロデューサー登壇の会見を設定、〝野獣〟という彼らのグループ名にちなみ、ホンモノのライオンと虎を檻に入れ、ステージ上に登場させるという演出も好奇と関心を煽り、来場プレスは国内はもとより、韓国やアジアからも訪れ、総数で200名は越えていたのでは、と思います。
会見、ショーケースライブ当日は、リハーサル含めた全体の進行はおしおし、運営からのリレーション不足で登壇の仕方、撮影スペースなど基本的な事項もギリギリまで決まらず、初冬にも関わらず汗だくになりながら会場を走り回っていました。
そして、動物プロダクションが仕込んだ、檻の中のライオンと虎がステージ上に搬入されてきた時、異常な恐怖感を覚えました。動物プロサイドから「檻に入っているといえども、絶対に調子に乗って、檻前に近づいてはいけない。噛られます!」ときつく注意を受けました。えーっ、猛獣の檻前でのメンバーショット、緊張感ある画づくりがパブリの肝なのに~、です。
しかも、眠っているように見えたライオンや虎はしばし〝おしっこ〟を飛ばすのです笑。これがまたよく飛び、メンバーの衣装にかかったりする事態を危惧しました。フォトセッションの立ち位置を事前の場当たりにて想定しました。
ライオンと虎、猛獣に噛られたり、おしっこをかけられたり、会見時に不測のトラブルが起きないよう、取材オペレーション以前に、想定すべきタスクが生まれてしまいました汗
(続く)

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