新卒で入ったスタートアップを辞める。
3年働いた会社を辞める。
せっかくの機会なので、簡単な振り返りと心境をまとめる
やりたいことはできたか?
当初やりたかった経験
経験という観点で言うと、良い経験はできたと思う。
会社に入るときは
・この2-3年で最も伸びる可能性を感じる事業を進めている
・Technologyを活用した事業展開をしている
・グローバルに展開するポテンシャルがある
・経営陣が実績あって優秀そう
上記の条件の会社で働きたいと考えて今の会社に入った
そして、実際に会社の事業自体は2-3年でかなり大きくなったし、組織も10倍ほどになった。Technologyを活用したプロダクトも社内で生まれたし、その過程や変遷を間近で見ることができたし、グローバル展開も進んだ。
やれたこと
半年で70人規模から150人規模となった組織の採用を2名から始めて最終的に10名弱で行った
1人で年間億規模の案件の顧客折衝からサプライチェーンマネジメント
月間数億円規模の新規領域検証
東南アジアで年間数億円規模で社内史上最大顧客の最大サプライヤーの品質立上げ
東南アジア組織の立上げ
となかなかできない経験もできた。
他にも、
モノづくりのサプライチェーンを上流から下流までモノづくりに携われたこと
リアルとオンラインが組み合わさった複雑なオペレーションを自分で実際に回したり、複数部署/複数人を巻き込んだプロジェクトマネジメントをできたこと
課題特定からプランニング、実行までの経験を積めたこと。
は会社の事業ならではの経験をすることができた。
実際に組織も良い人、優秀な人は何人もいて学ぶことは多かった。
この会社に入って良かったと思っている
直近の詳しい振り返りは下記を参照↓↓↓
辞める背景について
結論、どういう課題をどういうプレイヤーとして解きたいかという思いの変化だと考えている。
①インドでビジネスをしたいと思うようになった
新興国で生活しビジネスをする中で彼らの若さやエネルギーに圧倒され、市場としても未だこれから伸びていくことも確信し、20代は新興国でビジネスをしたいと思うようになった。
東南アジア、南アジアを7か国30都市位回ったのだが、その中でもインドのエネルギーとポテンシャルに圧倒された。絶対成長することを感覚的にも確信をできた。
そして、大気汚染、交通渋滞などの社会課題も圧倒的にインドが酷く、やることもたくさんありそうだし、たとえ競争力が高くともインドでビジネスするのが自分にとっては1番面白いのではと思うようになった。(彼らと現地で仲良くなり、アグレッシブだけどフレンドリーな彼らの国民性が好きだったというのもある。)
ただインドでいきなりビジネスをしようとしても、1:ビジネスの土壌、2:文化、3:ネットワークの作りやすさが他の東南アジアと比べても圧倒的に違いそうなことを感じ、単身で乗り込んでいきなりビジネスをするのは難しいと考えるようになった。
なので、準備期間がかかりそうだからこそ上記を克服できるようなできるだけIndianな環境に早く身を置きたいと思うようになった。
②自分でもっと責任を持って、会社という観点でトップダウンからビジネスをしたかった
これは自分の力不足ゆえに感じてしまった側面も強いという大前提の元、書き記す。
自分でビジネスをやりたい、スタートアップで働きたいという想いはずっとあったが、ふと振り返ったときに自分が負っている責任は会社や事業という観点では大きくないと感じるようになった。
それだけであれば負う責任を広げれば良い話なのだが、そもそも製造業の調達領域でバリューチェーンが広いこと、組織は大きいがトップダウンでの意思決定が多い背景があり、General manager等の経営トップの次のレイヤーが負っている責任や行っている意思決定すらも自分がしたい意思決定はできていないと思うようになった
会社や事業という単位で考えると当事者意識も持ちづらくなり、他責っぽい思考になっている自分を感じることが多くなっていたのも個人的にはストレスだった。
もっと自分で責任を持って意思決定をできる環境に身を置きたい、自分でビジネスをするという経験をもっともっと前のめりにしていきたい。
他の人が作った舟を漕ぐのではなく、自分が責任をもって作っている舟を漕ぎたいと思っている。
③ひととおりやり切ってタイミングが良かった
HRから始まり、顧客サイドからサプライサイドまでひととおり経験できた。
当初やりたかった、新規事業立ち上げ、海外事業/組織立上げも経験できた。
自分がいた国も税制の問題で一旦それ以上いれないリミットが来ており、次の場所に行かなくてはいけないタイミングだった。
規模や成果を重視すると、もちろんまだまだ経験できていないことも多いが、一旦1周した感覚はあり、新卒の会社に長居する想定は元々なかったので1個区切りはよいと思っていた。
踏まえて、次やりたいこと
やることのイメージ
世界の社会や産業を変革する可能性がある事業開発をしたい
グローバル組織でグローバルに展開できる事業をしたい
経営目線からの事業開発をしたい
具体的な時間軸のイメージ
2023年12月まで
→事業計画の作成と営業を始めとするステークホルダーとの関係構築をベースとした事業開発、採用を始めとする組織作り
2024年3月まで
→海外事業の立ち上げ責任者をする
それに向けて準備をすること
事業計画作成のPDCA
実際に事業計画を立てて実行し、計画し直すことは圧倒的に時間を使いたい
事業開発責任者として事業を推進するには圧倒的に重要な経験と考えている
業界知見の勉強
前職ではもっとドメインナレッジを勉強するべきだったという反省がある。
業界のことをもっと深く知り、世界や社会、産業がどうなるべきかを考える。技術を深く知り、どういう技術が世の中にありどういう進化の余地があって自分の組織の技術はどのようになっていくべきかをきちんと考えたい。
語学力
まずは英語。ビジネス英語はできるようになったが、まだまだ足りない。
ネイティブと同等に英語をできるようになりたい。英語での頭の回転の速さと語彙力をつけていきたい。
次に、他の言語も習得したい。海外展開をしていく中でその土地の言語をできることはアドバンテージになる。もちろん、言語に時間を使い過ぎるのは自分にとっては本質ではないと思っているが、それでもそこに時間を使っていきたい。
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