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映画:ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日


制作年:

2012年

制作国:

アメリカ

キャスト:

パイ・パテル /スラージ・シャルマ

サントッシュ・パテル /アディル・フセイン

ジータ・パテル /タッブー

あらすじ:

インドのとある街で暮らす少年パイ。家は植物園を営んでいたが、トラなどの珍しい動物も飼っていて、父親は決してトラには近づいてはならないと釘をさしていた。しかし、父の教えに反して、パイの興味はトラに向いており密かに見にいっていた。

ある日、父親がカナダに商機を求め移住することを決意し、一家と珍獣たちは船でカナダを目指すことになった。しかし、航路で大嵐に見舞われ、乗っていた船が沈没してしまう。たまたまデッキにいたパイは、寝ていた家族を助けようと船内に戻ろうとするが、すでに水没し家族を失っていた。

なんとか命からがら救命ボートで助かったパイだが、なんと同乗していたのは、トラだった。獰猛なトラと船の上でふたりきりになったパイ。初めは恐れ、距離を置きトラを優先に海の流れに身を任せていたが、次第に船上で暮らす術を身につけ、慣れていくうちにトラへの接し方にも変化しが生じていた。

だが、海上での不自由な生活はふたりから体力や命を削っていった。果たして人間とトラの運命はどうなるのか。

レコメンド(MAX5つ星):★★★★★

感想:

ファンタジー作品で3Dというフィクションでしたが、妙なリアル感が漂う作品でした。読めなさすぎる展開と、映像美、そしてラストの、胸がくううううう…となる感じ、いずれも星5つでした👏👏👏

「え、意味わかんない」、「現実でありえないでしょ」というリアリストの方はアレルギーがあるかもしれません。

家族全員を失った悲しさ、先の見えない不安、そしてトラ…どれか一つでも大きすぎる衝撃を一度に抱えた少年がどう生き延び、その後の人生をどう歩み、どう語るか。深みのあるお話でした。見る年齢や人生のフェーズで思うことも違うような気がするので、また見たい1本です。

自分に役立ちそうなこと:

・自分に命を与えてくれているものは何か。

・人は、愛だけでも、お金だけでも、安心だけでも生きていけない。いろんな要素の総合得点的、あるいは要素のバランスで決まる。

・自分の生活においてトラを飼おう。

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