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季節のケア

暑い夏も終わり、秋の空気を感じられるようになりましたね!

私は基本、重ね着や重たい服が苦手で、できるだけ長い期間、素足にサンダルでいられますように!と、この時期は思ってしまいます。
(ヨガを始めてから、そうなってしまいました・・・。)

体って、「切り替え」がなかなか上手にできないことで、体調が悪くなったり、病を引き起こすきっかけになってしまうんです。
歳を重ねれば重ねるほど、その切り替えが鈍くなってきて、バランスをとることが大事になっていきます。
(いわゆる自律神経の働きってやつですね!)

秋は乾燥がやってきます。
アーユルヴェーダでいうヴァータ(風)が増大してきます。

ちなみに、夏はピッタ(火)の季節。

秋が深まる前に、夏のピッタの影響により溜まった熱を、開放してあげることが大切です。月は水のエネルギーなので、十五夜に月を愛でるのはとても理にかなっているそうです。

秋が深まってくると、ヴァータ(風)の影響で涼しくなり、食欲も湧いてきます。なんとなくイメージ湧きますよね。
でも、その変化についていけず、風邪をひいてしまったり、夏の疲れが出たな、という症状が出ることも多くなります。

季節の変わり目って、こういうことが起こっています。

だいぶ涼しくなってきましたが、夏の熱を取り除くには、季節の果物、梨や葡萄など、水気があって、潤いがある甘味がとても良いです。

水を行き渡らせて通してあげるようなイメージです。熱を取り除く、と言っても「冷(ひ)やす」ではなく、「冷(さ)ます」感じです。

味覚で考えると、ピッタを鎮静する味は、甘味、苦味、渋味。
瓜系、緑茶の渋みなんかも、もう少しの間はとると良さそうです。

そして、THE!秋となってくると、ヴァータが増加してきます。
これを調整してくれるのは、甘味、酸味、塩味。

晩秋になってくると、サツマイモ、かぼちゃ、人参、大根、栗、きのこなどもオススメですが、初秋は少し、瑞々しいものをとるといいです。

食欲の秋!ですが、食べ過ぎはヴァータ(風)を乱すので、食べ過ぎには気をつけましょう!季節の美味しいものを腹八分目に。

夏は皮膚炎や血液に関することがトラブルとして多いのですが、秋は神経系、痛みに関することに注意が必要です。
温かくする、忙しくしない、規則正しい暮らしなど、食べ物以外でも生活のペースを気にしてみるのも大切です。

ここのところ、急に乾燥してきた感じもありますよね。
気管支や粘膜の乾燥にも注意です。コロナ禍でもありますし、気管支や粘膜の乾燥には要注意です。これにはヴァータの調整をするケアが最適。

ヴァータ(風)のケアには、万能滋養のギーを取り入れるのも良いそうです。

ギーとは、バターオイルのこと。
最近は良質のオイルを!とよく言われていますが、ギーはとても良質です。
無塩バターから、水分やタンパク質など不純物を全て取り除いた、純粋な乳脂肪分。ギーはヴァータを鎮静させてくれます。

インドの食事のようにスパイスを使いこなすのは難しかったりしますが、ギーなら、バターやオイルの代わりに使えるので気軽に取り入れられます。
コクがある炒め物になったりしますので、お試しを。

私はヴァータ多めの性質を持っているので、ここから冬はちょっと注意しながら過ごしています。皆さんも、ご自分の特徴をつかんで、スイスイと過ごしていってくださいね。

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