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スピリチュアルとクリエイティブ

ヨーガというと、身体に柔軟性があって、素敵なポーズがとれるよう練習すると思っている人も、未だたくさんいる。
でも、きっとそれなら、体操選手もサーカス団員もパーフェクトだし、小さい頃から柔軟性を養うことをしてくれば、どんなポーズもできますよね。

体の柔軟性は、副産物。

いつもそうお話ししています。

そして、そこを越えると、少しずつ、精神的なこと、哲学的な世界と切り離せなくなってきて・・・。

プラクティスの全ては、スピリチュアルであり、
クリエイティブさを養ってくれるもの。

でもあります。

そういう力を、いつの間にか自然に受け止めながらいくと、特別に宗教を持っていなくとも信仰心が育ち、人生を変容させていくものとなっているんじゃないかと思う。


勉強を続けていると、スピリチュアリティとか、クリエイティブという、キーワードは、とてもよく出てくる。

カタカナ英語で捉えてしまうとニュアンスが違うので、ここでちょっと先にイメージを変えてもらえたらと思う。

スピリチュアルって、サイキックと捉えてる人がたくさんいるのかな、と。
通常、人が備えていない不思議な力。見えないものが見えたり、未来や過去がわかったり。
流行りましたもんね!

それは、スピリチュアルというよりは、サイキックの方が近いのかな。
特殊能力というのか、生まれ持ったギフトであり、個性。
ヨーガでいうところのシッディ・・になるのかな。

スピリチュアリティって本来、そういう不思議な力ではなく、もっと精神的な敬虔さや霊性、信仰心、精神性といった心や魂に関わる範囲であり、それは、結果的に人間の表層に出てくる何か、と言えるのかもしれません。

おそらく、ヨーガを継続している人って、スピリチュアルな人が多い。意識してるしていないに関わらず。そうじゃないと続かないのかな、逆に。


そして、なおかつ、クリエイティブな人が多い。

クリエイティブって言葉も、芸術的、アーティスティックなことをイメージしている人って多いですよね。私もずいぶんとそういうイメージしてました。美しいものを生み出す、形にする、って。

でも、何か一つのことをアレンジして、より良いものにすることも、クリエイティブの一つ。

新しいものを生み出す。
古いバージョンを新しく、より良くいられるよう、改善案を実現する。

そういうこともクリエイティブ!

いつでもそこに甘んじず、何かを考え、生み出し、実現すること。

インドの人曰く、スピリチュアルな人は、ボーっとしてられないそう!
いくつになっても、仕事だろうがなんだろうが、どういう人であっても他のために働いていると。

お坊さんやヨガの指導者の方たち、みなさん、とてもリラックスしているけれど、ボーッとしてる人ってあんまりみたことない。
とてもクリエイティブ。
(効率的とか、合理的とか、経済的とか、そういうことではなく・・・)

そして、リラックスして行動するって、とてもパフォーマンスがいい。
より良いアイディアが浮かんだり、タイミングよくことが回ったり。
なので、日本の経済社会を支えているサラリーマンにこそ、ヨーガのエッセンスを取り入れて、ストレス開放とリラックスを!と思うわけです。
(マインドフルネスや瞑想もヨガ技法の一つです。)

世界の創造を考えてみても、創造の世界は創造のみが存在し続けている。(それが誰の創造物なのか?とか考えていくのが、インドの哲学云々!)

スピリチュアルだからこそ、クリエイティブでいられ、
クリエイティブだからこそ、世界の創造に一役をかっている。

そんな感じでしょうか。

そして、スピリチュアルな人って、とても利他的な人が多い。自己に執着していない。もちろん結果にも。

人の何倍も行動していて、それが利己的ではなく、何か大きなものの一つとして動いている。リラックスしてなんでもやるから、パフォーマンスがよく、利己的じゃないからどんどん動いていく。

みていてそれがわかる時があります。

もちろん、目の前は大変なんですよ、現実的な行動はとてもハード。
周りも大変(笑)でも、結果よかったよね、という形に収まったりするんですよね。
(まあ、中にはただのお節介なこともあるとは思うんですけれど・・)

人の人生に自分を介在させず、その人の人生といられるって、すごく素敵じゃないですか?

のんびり&ゆったりしてる人を「ヨガっぽい!」って、イメージ持ってる人が多いけれど、それは違っていて、ほんとのヨーガの人って、そんな感じでめちゃ忙しい!

人間の想像を超えた、創造の原理を持つ、ヨーガ。
とても、スピリチュアルでクリエイティブ!
ポーズの練習から、そんなことまで含んでいるヨガって一体?
15年勉強していてもそう思います。

どうぞ、お試しあれ!

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