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お風呂が苦手なカウンセラー 〜ぐるぐる思考〜

反芻思考、という言葉を知っていますでしょうか。

ネガティブな出来事や考えを何度もぐるぐると考え続けてしまう状態のことです。

「なんであの時ああしなかったんだろう」
「よくないことをしてしまった」

などのようなことを延々と考え続けてしまい、結果的に落ち込んだ気分が続いたり、辛い気持ちになったりしやすい思考だといえます。これが続くことで、「うつ」に繋がってしまうこともあります。


私は、この反芻思考(ぐるぐる思考)が強いタイプです。
主に仕事のことで「あれができてなかったな」「今日は失敗してしまったな」と考えたり、何ならプライベートでも「変なことを言ってしまったかな」などと考えて落ち込んだりすることもあります。

そしてこれが一番強く出るのが、「お風呂」でした。
昔は割とお風呂が好きで、湯船に浸かりながら色々と考える(または色々と妄想?する)のが好きでした。好きすぎて1時間はザラに入ってたかもしれません。

ところが、仕事をするようになってからは、このお風呂の時間が自分にとって苦痛な時間になりました。
というのも、私にとってぐるぐる思考が一番強かったのがこのお風呂タイムでした。
お風呂に入ると常に考え事をする癖が災いしたのか、お風呂に入ると自動的にその日の「一人反省会」が始まるようになりました。
自分でしたいと思っているわけでもないのに、1日にあったことを思い出して「ああすれば良かった」「こうすれば良かった」などと考えたりするんです。
別に考えることを通して何か次の良い対策に繋がるなら良いのですが、ただただその場で考えだけが回り続ける。そうすると次第に辛くなっていくんですよね。
シャワーを浴びていても、湯船に浸かっていても、考えが頭から離れない。それが分かっているので、お風呂に入るのが苦痛になる。特に自分で「今日はしんどかった」「うまくいかなかった」と分かっている日は、尚更お風呂に入りたくなくなりました。

最初に自分でやってみた工夫


とはいえお風呂に入らないわけにもいかないので、自分なりにお風呂の苦痛を和らげる対策を取るようになりました。

まずやってみたのは、お風呂の時間を短くすること。
湯船を張らずにシャワーのみにして、とにかく時間を短くする。こうすると確かにその苦痛の時間は短くなるのですが、浴室にいる間は苦痛になる、という状態は特に変わらないため、あまり解決できたという感じはしませんでした。

そのほかにも、湯船でスマホをいじって好きなサイトなどをみてみることも試してみました。みている間は考え事はしなくなる点においては、有効だったと思います。ただ、常にスマホを見ているわけにもいかないので、結局頭や身体を洗っている間は気づかないうちに考え事をしてしまうことも多かったです。

これらの方法は全く効果がないわけではなかったのですが、どうにも今ひとつ自分自身「ラクになった」という感じがせず、入浴にどうしても気が進まないという日々が続いていたと思います。

今日はこんなところで。

ぐるぐる思考対策、続きます。

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