無駄に調理歴が長い

そう、無駄に調理歴が長いんです。

まぁ年齢もいってます。

でもね……
超履歴が30年を超えています。

なぜなら。小学校低学年の頃には、もう「調理は子供がするもの」として調理をさせられていたから。

我が家のしつけの方針は「勉強は当たり前に出来る、家事や気遣いも当然出来る」だったので、小学校低学年の頃には、姉と2人、もしくは私一人で調理を担当していました。

当然、調理をする材料の買い出しの中心も子供です。
友達がみんな公園で遊んでいる頃、スーパーに行って、持っているお金の範囲内で（一応買うものは決まっていた）買い物をして、帰ってから調理をしなければなりません。
掃除も子供の担当だったので、宿題はあとからです。
宿題と自主学習（これもノルマだった）は、掃除が終わって、調理を始める前までにするか、夕飯のあとのわずかな時間ですることしか許されていませんでした。

母？何をしていたかって？

近所で井戸端会議をしていました。

で、帰ってきてどれも出来ていないと正座説教5時間コース突入です。

なので、今になってワタクシ、調理したくない病が発生することがよくあります。

しかも、子供の頃の調理は、お金がなかった（母の服飾品はかなり買っていた）ので、調味料が砂糖と醤油とにんにく醤油しかなく、みりんもなく、料理酒は父が飲んでしまうという理由から買っていませんでした。
あ、塩コショウはありました。

で、メニューや味が昨日とかぶらないように作るんですよ。
たまに使って良いのはケチャップとマヨネーズでした。でもこれらは高いので、あまり使わないように言われていました。
ドレッシングもありません。サラダを食べる時は醤油です。

なので、私はやたらと煮物に特化しました。
子供ながらに本屋で（本は買ってもらえなかった）料理の本を読み漁り、漢字が読めないながらも「これは多分醤油と書いてある」と判断し、記憶し、調味料の塩梅を覚えました。

母は家庭的な子供を作りたかったようですが、私の調理スキルはそんなに今でも伸びていませんね。
一応調理師は取りましたが、何か特別な調理が出来ることもなく、家庭料理をただ淡々と作るだけです。

何がって言うと、調理スキルを磨くのは中高生になってからでも充分遅くないということを、ほんとに思いますね。
興味がある子供にトライさせるのは大賛成ですが、意味もなく子供をこきつかうのは、ちょっと違うと、今でも思いますね。

調理歴が長く、毎日毎日何十年と作ってきたので、正直、もう作りたくないです。