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在宅鍼灸師の素朴な疑問「他職種から何を求められているんだろう?」

HAMTマガジンで「多職種連携」担当のすぎやんこと鍼灸マッサージ師の杉下辰雄です。いつも購読していただき誠にありがとうございます。

さて今回は、在宅鍼灸師の素朴な疑問に答えるコーナーとして、若手在宅鍼灸師からの質問に答えていきたいと思います。

在宅鍼灸師てらちゃんは、現在、臨床6年目。卒後は鍼灸接骨院で勤務。その後在宅鍼灸のチェーン店に勤務、そして現在当院で働いている20代半ばの男性鍼灸師です。

学生時代、テニスをやっていた時に怪我をして、鍼灸施術を受けた経験から鍼灸師を目指したそうです。

今回は、そんなてらちゃんの「多職種連携」に関する悩みに応えていこうと思います。

1、鍼灸に何を求められているかわからずに困った。


職種としての役割を全うする能力は、自職種を省みる能力、他職種を理解する能力が関わり、関係に働きかける能力が基盤となる。-4

てらちゃん:以前の勤務先で在宅鍼灸に関わるようになって、他の職種の方から、鍼灸に何を求められているのかが気になるようになりました。
しかし、毎日の業務に終われ、職場に聞ける人もいなくてずっと悩んでいたんです。

先日、このような悩みについて、てらちゃんから相談を受けました。

在宅鍼灸師として我々は介護や医療に関わる職種と接する機会が多いと思います。

そんなとき、てらちゃんのように他職種との接点の少ない鍼灸師にとっては何をすればいいのか?何から始めればいいのか?分からないことが多いと思います。

では、何をすればいいのか?どんな職種に何を聞けばいいのか?そんなことをイメージしながら今回は、若手在宅鍼灸師てらちゃんとともに、実際の現場をイメージしつつ多職種連携について考えていきたいと思います。

2、多職種連携コンピテンシーを実際に使ってみよう。

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多職種連携コンピテンシーより

まずは、何度か登場している多職種コンピテンシーから「コアドメインを支え合う4つのドメイン」の図をご覧ください。

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