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あぁ。やらかした…。

私は木の器を作る職人木地師(きじし)をしています。

私は会社に入社経験なく美大や専門学校を卒業した後、親方の元で仕事を始めました。
やはりこの仕事は降ろしが主な仕事ですが、産地で8年仕事をしているとこのままでは衰退すると肌で感じています。

私は指をくわえて見ているだけではダメだと思い、とにかくがむしゃらに足掻きながら仕事を生み出す努力をしています。

念願の小売店に器を取り扱って頂くようになりましたが…。これまた大変な実失態を犯しました…。

今年の夏、取引先と器のデザインは決まり、漆の仕上げは(一般的には漆器というと黒や赤を連想すると思いますが、意外とカラフルな色も出す事は可能です。)色漆を選択し6色展開に決めました。


が…納期直前の今、冬になり気温も湿度も変わり…(漆は湿度80%と温度25度に置いておくと化学反応で乾固します。)



色漆が乾かない…


いくら加湿しても乾かない…

やばい。


どう乗り切ろうか…。

続きはまた。

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