NHKの世論調査が発表になりました。
景気の実感がある人は20%弱
調査方法についてはこちらを参照します。
8割に見覚え:2019年2月の日経調査
この8割に見覚えがあったので、調べてみたら以下の記事が…。
もちろん今回のNHKのものとは調査方法や対象者なども違うので、一概に比較してはいけないと思いつつ…。
株式の保有者に注目
僕は以下のような理解をしています。
経済指標は上向きなのに、なぜ私たちの8割は景気回復を実感できないのでしょうか。
この疑問の答えは、実は株式保有の有無に潜んでいるかもしれません。
国民の株式保有率はわずか17.6%
日本証券業協会の調査によると、2022年度末時点で日本人の株式直接保有率は17.6%にすぎません。つまり、8割を超える国民は株式を保有していないということです。
株高から恩恵を受けられない人たち
当たり前ですが、株価が上昇しても、株式を持たない層にとっては、直接的な恩恵はありません。彼らの収入源は主に雇用所得です。
株価の上昇は、企業の業績拡大や雇用増、賃上げにつながる可能性があるものの、実感を持つまでには時間を要します。
一方で株主は資産効果を体感
対照的に、株式を保有する富裕層は、株高による資産増加から直接的な恩恵を受けられます。
この資産効果による「気分の高揚」が高額消費や投資をさらに後押しし、景気拡大を実感させる一因となります。
景気の気は気持ちの気ですので、この気分の高揚がより多くの人に伝わるかどうかが、より多くの人の実感につながることになりますね。
パレートの8:2の法則が出現
このように、株式の保有状況が景気実感に大きな違いをもたらしています。ここにパレートの法則(8対2の法則)が現れていると言えるでしょう。
パレートの法則
マーケティングでもよく使われるパレートの法則を最近Claude3に押されているChat GPT4にまとめてもらいました。
*参考情報ですが、Calude3、とても良いです。
20%側になる行動を
イノベーター理論・普及率理論では16%がキーになる数字です。イノベーターやアーリーアダプターの割合と捉えています。
普及率16%の論理とは商品やサービスを普及させるには、市場を隔てるキャズム(溝)を超える必要があります。 初期市場は、市場全体の約2.5%を占めるイノベーターと、約13.5%のアーリーアダプターの構成内容です。
先行きが不安な時代は積極性が問われている
進取の精神を取り入れて、積極的に新しいことにチャレンジする、それにより20%のリードする側に自分のポジションを取ることの重要性を感じます。
VUCAの時代は自己責任の時代です。
自らを鼓舞して積極的に行動していきましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。