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今日のケースは「ハサミのない美容室」がもたらすものは何か?サードプレイスはコーヒーショップとは限らない。


こんにちは。

みなさんと一緒に現状バイアスを打破して成長のための変化を起こすChange PerspectiveとGame Change IDEAを学びましょう!
これからケースをどんどん共有していきます。

みなさんが思っている以上にゲームチェンジを起こしているケースがたくさんあります。
そのケースをフレームワークでまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。


大分市のある美容室


今日はカットをしない美容室の話です。

大分市に本拠地を置く「Lecture(リクレ)」は、シャンプー・ブローとヘアセットに特化した美容室です。同社は、カットなどを行わず、忙しい女性に気軽な身支度の機会を提供しています。社長の狩生志保氏は、出産・子育て経験からこのアイデアを得て、2015年にリクレを設立しました。サービスには脳神経外科医が監修するシャンプー技術が含まれ、がん患者など幅広い顧客に対応しています。リクレは現在、関東にも進出し、今後の更なる拡大を目指しています。1回の利用時間は約30分で、客単価は約4000円です。コロナ禍で美容室の来店間隔が長くなる中、リクレは頻繁な利用を促進し、女性の社会進出を支援していることが期待されています。

(地域のチカラ スタートアップ) Lecture(大分市) 切らない美容室、女性支持
日々の身支度、プロの技で

Chat GPT4による要約

Change PerspectiveとGame Change IDEAで記事を読んでみる


Lecture(リクレ)美容室に関する記事の内容をChange PerspectiveとGame Change IDEAで整理しました:
分析にあたってのフレームワークはこちらを参考にしてください。

フレームワークでの確認

  1. 背景忙しいけれども美しくなりたい普遍的なニーズ

    • 美しくなりたいは、普遍的な女性の願い。でも毎日忙しい。

    • せめて美容室に行く時間すらない。

  2. 問題美容室に行くと時間が取られる

    • 働く女性の間で、時間の制約や生活の忙しさにより、従来の美容室サービスの利用が困難になっている。

  3. 課題設定のためのChange Perspectiveなんのために美容室があるのか?

    • 狩生志保社長は自身の出産・子育て経験から、女性の日常的な美容ニーズに対応する新しいサービスモデルの必要性を認識。

  4. Change Perspectiveに気づいた個人の経験や体験美容院は自分らしくリラックスする場所=髪の毛をカットする場所ではない

    • 狩生社長は、自身が抱えた子育て経験から、女性が日常的に美容サービスを容易に利用できる環境の重要性を実感。

  5. 課題解決のためのGame Change IDEA「ハサミのない美容室」

    • シャンプー・ブローとヘアセットにサービスを特化し、忙しい女性が気軽に利用できるモデルを開発。

    • 複合店としてヘッドスパも提供。

  6. それによって提供できた価値(共創価値)自分のための時間があるサードプレイス美容室

    • 顧客はプロの技術で身支度を整えることができ、サードプレイスとしての機能も果たす。

    • 来店間隔が長くなる美容室業界の中で、リクレはより頻繁な利用を促進しています。

  7. 今後のチャレンジ共創価値の最大化

    • 24年末までに直営10店体制の実現を目指し、更なる拡大とブランドの確立を計画。

    • 社会的影響を考慮しながら、女性の日常生活における美容ニーズに応えるサービスを提供し続けることが今後のチャレンジです。

まとめ


Lectureは従来の美容室の概念を変革し、女性の日常生活に適応する新しいサービスモデルを提供しています。
時間がないからフルサービスを時短で提供するのではなく、顧客の期待を掘り下げて、「リラック」「心地良くなる」という点にフォーカスしたことでできたサービスです。
ウエルネスに特化したと言っても良いかもしれません。
この試みは現代の女性のライフスタイルとニーズに対する深い洞察に基づいたGame Changeの素晴らしいケースですね。

サードプレイスで自分を取り戻すこと(休むことへの仲間に対しての罪悪感の免除を含む)が日本人のインサイトにマッチしていることも背景にありヒットしているのだと思います。
これからの成長に期待して応援しましょう!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
Change PerspectiveとGame Change IDEAでのケース分析はいかがでしたでしょうか?
ぜひ感想を以下までお聞かせください。

h-mori@threeplussix.com

それでは、また。

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