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イヤイヤ期の子どもとの接し方を教えてください【対話から考える#7】

スリーアウルは、丁寧な対話を通してひとりひとりのありたい姿に近づけるよう日々伴走を続けています。

【対話から考える】のマガジンは、子育て、パートナーシップ、キャリアなどの悩みや不安を一緒に考えていく場です。
"ご自身なりの答え"にたどりつくヒントをお届けしていきます。

では、本日のご相談です。


「イヤイヤ期の子どもとの接し方を教えてください」


2歳の娘がイヤイヤ期の真っ最中です。
朝から晩まで手を焼き、ずっと一緒にいるのがしんどいです。
平日夫は帰りが遅いので、自分がしっかり向き合わなきゃと思うのですが……
どう接したらいいかアドバイスがあればお願いします。


無理に鎮めようとしなくて大丈夫

イヤイヤ期の子どもは予測不能ですよね。
急に泣いたり怒ったり、理由がわからない行動やかんしゃくは大人にとって戸惑うことばかり 。
原因がわからないので「もうお手上げ」の場面も多いと思います。

イヤイヤ期や反抗期など想定出来ない感情の変化は、子どもが確実に成長している証でもあります。
無理やり親が子どものイヤイヤを押さえつけたり、鎮めようとしたりするのではなく、落ち着いてコミュニケーションをとりたいところ。

どんなに小さくても、おかあさん・おとうさんが落ち着いて語りかけることで、子どもは親の表情や声のトーンから感情を読みとり、不安な気持ちを少しずつ手放し安心感を得ることができます。


「わかっていてもむずかしい……それができたら苦労しない」

では一体どうやったら落ち着いたコミュニケーションをとれるのか、そこが課題ですよね。

「わかっていてもむずかしい……それができたら苦労しない」
かつてわたしはこう思っていました。(当時2歳のイヤイヤ期長男と0歳の次男の育児に専念)
まともに対処しようとすればするほど空回りで、頭がおかしくなりそうでした。

周りに相談し、育児書を読み、ネットで調べ、マザーズコーチング(親子のコミュニケーションを学ぶ講座)を受け、泣きそうになりながらなんとかしようともがいていました。

その結果、わたしがたどりついたキーワードはふたつ。
マインドセット】と【ユーモア】

■マインドセットの見直し

マインドセットは、これまでの経験・環境・教育などから形成されたその人の基本的な考え方や行動パターン。
「思考のクセ」「思い込み」ということもできます。これらは厄介で自分で自分をしんどい状況に追いつめてしまうことも。見直すことでもっと楽に柔軟になれるかもしれません。

例えば、"子どもをすぐに泣き止ませなきゃいけない"という思考。

当時のわたしは、「周りに迷惑をかけたくない」「ずっと泣かせておくのはかわいそう」と強く感じ、「子どもはすぐに泣き止ませるもの」と思い込んでいました。それがプレッシャーになったのか、泣き声を聞くだけで大きなストレスに……。

子どもが泣いても"堂々としてすぐ手を出さずに見守る人"を見たり、友人から「少しくらい離れて大丈夫」とアドバイスをもらったりして、段々と自分なりの対処の仕方を見つけていきました。

また、自分自身を労って心を安定させることが何より大切と学び、小さな子を預ける罪悪感を捨てて、わずかでもいいのでひとり時間をつくるように意識しました。

次第に「子どもをすぐに泣き止ませなきゃいけない」という自分を苦しめていた思い込みを手放し、楽に考えられるようになりました▼

・子どもの要求に全部応える必要なんてない
・親だって疲れるっ言っていい
・子どもが自分で泣き止めたら成長につながる
・わたしも落ち着いて話せるように、少し離れて(別の部屋で)頭冷やそう

今でも壁にぶつかる度に、マインドセットを見直す練習を続けています。


■ユーモアってすごい

子どもといかに楽しく面白くおかしく過ごすか。

イヤイヤ期に限らず、ふだんから「子どもの相手がうまいなー」と感じる人はユーモアを持ち合わせています。

スリーアウル代表の蒲生智会がもうちえさんは、高校生のお子さんが爆音でテレビゲームをしているときに、言葉でダイレクトに注意するのではなく、"紙に鬼が怒っている絵を描いてそっと渡す"そう。
この方法、くすっと笑えていいですよね。

怒りがわいてからユーモアのある方法をひねり出そうとしてもむずかしいので、自分のなかにいくつかストックしておくとよさそうです。

イヤイヤ期のとき、わたしがよく使っていた方法▼

●騒いでいる姿を撮影
子どもが騒いでいる様子を撮っているうちに冷静になれた。撮った写真・動画を子どもに観せると、はっとするのか泣き止むことが多かった。あとで思い出にもなる。

●おにごっこ
子どもがとにかく「おかあさん、おかあさん」と言ってきてしんどくなったら逃げてみる。そのうちおにごっこになり、その状況がおかしくて笑えた。

●託児付きの習い事に通う
子どもは家族(特におかあさん)だと全力でイヤイヤしてきたので、預けて家族以外の大人や友達と関わる時間をつくった。その間、わたしはダンスエクササイズで思い切り体を動かし、ストレス発散!今もその習い事を続けているくらい良い選択だった。

もしパッと思いつかなくても、自分にはユーモアがないと落ち込む必要なし。友人に聞いたり、SNSを見たり参考になるアイディアをストックしておけばいいのです。
あまり情報過多にならない程度にリサーチし、我が子に合う方法は、あれかなこれかなーといろいろと試してみてくださいね。


ここまでお読みいただきありがとうございます!
少しでも親子で落ち着いたコミュニケーションをとるヒントになればうれしいです◎


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