散歩して思うこと

旅を散歩と言ったりします。
ここ２年は国内を散歩しています。

その前まではパレスチナを散歩していました。早くまた戻りたいと思っています。
この写真はパレスチナのベツレヘムにあるアイダ難民キャンプです。
子供たちが可愛いです。

難民キャンプの写真を撮り、展示するとよくこういう感想を聞きます。

雰囲気あっていいね

はっきり言って全然良くないです。ここの住民はみんな故郷を追われた避難民です。まだ故郷に戻れてなく７０年を越しました。

この難民キャンプは世界で一番催涙弾を落とされた場所でもあります。
催涙弾では人は死なないと思っている人もいると思いますが、直撃すれば致命傷になります。毒ガスを吸って体を壊したり、がんになったりします。

私たちの住むあらゆる土地は人を殺すための土地ではありません。
人が育つための場所です。人だけでなく、植物や生きるものが育ったり育てたりするための場所です。
そのために土地はあります。

そんなことを思いながら写真を撮っています。