未曾有の有事コロナを経た旅の途中
まだまだ旅の途中であり、帰国まで一ヶ月以上もある。
7月13日にイスラエルに入国し14日にパレスチナ自治区へ入った。
今日は7月25日(こちら時間の13時)まだ10日しか経過していない。
肌感覚では一ヶ月くらいいるような気持ちになっている。日本が恋しいとかそういうことでもない。今までの旅の感覚と確実に違うということがわかった。
20歳から21年間、毎年海外へ行き、30カ国以上を旅し、時には住んで1年以上いて働いたりもしていた。
しかし2020年2月末に帰国して以来、2022年7月までずっと日本にいた。20年以上ぶりにマルッと1年日本で過ごす。しかもあまり人にも会わず。
コロナ禍で人に会わないために鬱ぎみになった人も少なくないと聞いた。ストレスで太ったり心の体調を壊したり、色んなことがあったと聞く。
それで気がついた。わたしは人に会わない心地よさを知ってしまった。コロナ禍でストレスがなかったわけじゃない。確かにストレスは会った。でも本を読んだり、映画を見たり、映画を作ろうと思い立ち計画し勉強したり、よく考えたらそれなりに充実していた。
何より、人と会わない自分はマイノリティではない、いちいち誰からも文句を言われたり揶揄されたりしないことはだいぶストレスの軽減となっていたようだ。
旅に出ると人と会う、出会う。それはとても楽しい。一人の時間に慣れきってしまったわたしには少しストレスを伴っているようにも思える。学ぶことも多いし、久しぶりの再会は最高に楽しい。それでも今まで以上に一人の時間がわたしには必要となってしまったようだ。
今はベイトサホールの旧市街にあるカフェにいる。
静かで涼しくて知的でアートなカフェ。
静かにレモンナーナーを飲み物思いにふける。
コロナを経て、わたしの新しい旅のスタイルの過渡期だ。
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