見出し画像

あれもこれも繋がっている

おととい書きました。George Floydが警官に押さえつけられ、死に至った事件を。

それからアメリカが燃えている。四方八方燃えている。

そして昨日。
24時間で2人の非武装のパレスチナ人が射殺。”聖地”エルサレムで。
1人は友人と同じ学校の友達でした。ハンディキャップを持つイヤッドと5人の子供がいるパパであるこの2人。
理由はない。だから今頃イスラエル警察は理由を見つけるべく家宅捜査をしているらしい。ただ仕事に向かっていただけなのに。

遠くの出来事、お気の毒に・・と思っていませんか?

今、読んでるあなた!日本語で読んでいるあなた!!あなたは私に会ったことがあるかもしれないし、ないかもしれないけれど私の存在を知っている、または今知った。
あなたの知っている人の友達の友達がこんな目に遭ったんです。
私の友達じゃなければよかった、という意味ではなく、その人は誰かの友達。きっと辿っていけばみんな誰かの友達だったり家族だったりすると思うんです。国が違っても。

フィジカルには遠いかもしれない。でも繋がっています。

アメリカに戻ってみよう。

炎上している。暴力に暴力で・・・・それはいけない。
じゃあ、後何年我慢すればいいの?もう何十年、何百年と虐げられてきたのに。(もちろん、便乗だっているとは思うけど)

昨日のテイラースイフトのツイート!痺れるね!
斯くありたい。最後には ”次の選挙で落とすよ!” って啖呵切ってますよ。

++

私だって楽しい話が書きたい、楽しいパレスチナを伝えたい。素晴らしい文化、美味しい食事、でも目を瞑ることはできない。

日本でも起こっているこの手のこと。根底にある人間の底意地悪い心模様。きっと私も持っている。だから私は考えることを止めない。

人権?差別? 昔の話と思っていませんか?今もあります。寝た子を起こそう。

コロナの怖さは罹患することだけじゃない。人間の底意地悪さが表に出てくるところにもある。この底意地の悪さは取り除けないと思ったほうがいい。でもそれを出すか出さないかが人間が人間でいられる分岐点じゃなかろうか?と思うのですよ。

医療機関で働く人への差別だって意味がわかりません。昔のエイズ差別みたい。医療機関の人はプロだからハイリスクの中で働いていて外へ移さないように配慮もしている。
そんなこと言ったら満員電車で通勤している人がコロナかもって差別される可能性だって出てくるわけで・・・咳払いしただけでジロリと見られたりね。

平時だったらこんな差別は起きないと思う。

コロナから発生する恐怖、不安、ストレス、怒り。きっとみんな感じている。私も感じている。だから一旦深呼吸して、考えてよう。差別なんてする必要ない。この差別心はストレスに起因していませんか?誰かに八つ当たりしたくなっていませんか?わかります。だって大変だもん。八つ当たりもしたくなると思う。だけど八つ当たりしても差別しても解決しないし、後味悪いだけ。それなら一人でお散歩してみましょうよ。一歩一歩を確実に歩いてみる。スマートフォンはカバンにしまって、空気の感じたり遠くに目線を投げてみたり。そして大切な人を思ってみて。

私は一人で生きていけると思っていた大馬鹿者でした。人は一人では生きていけない、誰かの助けがあって人生が成り立っている。助けてくれる誰かも誰かに助けられている。負の連鎖より、互助の連鎖を。

高校生がツイッターで連絡をくれた。差別の問題についての質問。
未来はきっと明るい。

あなたがサポートしてくれた分を同じだけ上乗せしてパレスチナのジェニン難民キャンプで使います!!もしジェニンをサポートしたいと思ってくださった方はこちらへ< https://thefreedomtheatre.org/donate/ >