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SUPER SECURITY SERVICES

パレスチナの音楽フェスや映画祭などあらゆるイベントに遊びに出かけるわたしにとって切っても切れない?!、セキュリティ問題。毎回のように顔を合わせる現場を守る警備会社の人たち。時に危ないと注意され、そうでない時はいつも笑顔で挨拶してくれて安心感を与えてくれる。Super Security Services を紹介したい。

中東というと、アラブ社会で女性は内に男性は外に、と思っている人も少なくないと思う。そういう面がないことはないだろうがパレスチナにおける女性の社会進出をここに見た。

エルサレム出身のジョージが手腕を取る警備会社、SUPER SECURITY SERVICESはパレスチナ(ヨルダン川西岸地区)やエルサレムでの各種イベントや店舗の警備で活躍している。ポイントはパレスチナ自治政府からもイスラエルからも警備のライセンスを取っているということ!

その現場に足を運ぶと警備に従事する女性の姿も目立つ。
パレスチナは世界でも稀に見る国際都市を有している、それはエルサレム。エルサレムの帰属について誰かが発言するたびに世界が揺れると言ってもいいだろう。解決しないパレスチナ難民やイスラエルによる占領、入植・・・そういったこともあり、国連をはじめとする支援機関に勤める人は世界各地から集まっている。
SUPER SECURITY SERVICES CEO ジョージに話を聞いてみた。
うちの会社が警備関連で女性を雇った初めての会社じゃないかな?イベントには男性も女性もお客さんでやってくる。女性のお客さんには女性が対応した方がいいし、仕事をしていて女性の方が能力高いなって思う時だってあるさ。

確かに、バッグチェックはまだいいけど、ボディチェックを男性にされたらなんか嫌だし、する方の男性だって変な風に思われたら嫌って思うだろうし、お互いにとって同性がする方がリスク低い場合もあるだろう。

それに、どの国でも女性の社会進出は進んできている。宗教や今までの社会常識とかあるかもしれないけれど、働きたい女性の機会を作ることは会社にとってもプラス。

CEOジョージとの出会いは2018年のPAM festだった。初めて会った時に実はこの話の概要を世間話の中で聞いていた。インタビューするからとかビデオ撮るからと格好つけた話ではなく、彼は本当にそう思っている、そして実行しているのは一緒に時間を過ごすたびに深く理解するようになった。
日本での女性の社会進出も少しは進んできていると思う。とはいえ、男女雇用機会均等法ができて何年経つのか?それでも女性の社会進出の壁や社会進出だけでなく進学の壁を感じることがある。

パレスチナのセキュリティ会社 SUPER SECURITY SERVICES が警備するイベントのセキュリティ専用控え室に案内してもらって休憩中の職員さんや仕事後の職員さんたちと少しだけ一緒に時を過ごさせてもらった。

女性職員も男性職員も生き生きと対等に働いている姿がとても印象的だった。何より、業務後にはトップであるジョージが職員一人一人に労いの声をかけていた。日本でも“お疲れさま”の声をかけるが、それと同じように労い、お礼を言い、握手、ハグをして任務終了となる。
こういった1つ1つの心遣いが社内の信頼関係を築き円滑な警備につながっていると確信した。

https://www.facebook.com/Super-Security-Services-Company-499667096741155/

http://www.supervipsecurity.com/en/1/1/112/Overview.htm

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