講義録 遠くて近いパレスチナ9
<質疑応答>
Q:具体的にパレスチナに行くには?
A:日本からだと飛行機でテルアビブを目指します。ソウルや香港経由が行きやすいです。
Q:主食は何ですか?
A:お米とパンですが、お米は長粒米です。パンもシンプルな薄いパンが多いです。長粒米は日本のうるち米と違ってサラサラしているので、炊き込みご飯にしたり、肉汁が多いものや煮込みなどを一緒に食べることが多いです。あと忘れてはいけないのはヨーグルト!ごはんとヨーグルトの組み合わせは最高です。
Q:イスラム系の国は女性の地位が低いイメージがありますが。
A:パレスチナは女性の社会進出がめざましいです。女性の職業支援の組織や女性の政治家もいます。最近注目されていたのはガザの女性起業家です。また、日本が支援しているジェリコにあるJAIPですでに創業している女性の企業もあります。
それでも女性の社会進出が進んだのは最近のことです。今でも女性に対する貞操観念は現代的とは言えないと思います。(それについての賛否は別として)ベツレヘムのパレスチナ人男性と恋愛の話しをしていた時、彼は結婚する相手に過去にボーイフレンドがいたとなったらその結婚はなしだと言っていました。処女であることは今もなお重要なようです。
Q:パレスチナ、イスラエル歩いていて危険なことや危険を感じたことはありますか?
A:今のところありません。わたしが行く時はいつも停戦中とはいえ、平時に行っています。軽犯罪についても今までひったくりやスリに遭ったことはありませんし、その危険を感じたことはありません。アラブバスに乗っていてわたしのバッグが閉じてなくて同乗していたおばちゃんに、バッグちゃんと閉めなさい、何かあったら遅いから、と注意を受けたことはありますのでスリが全くないわけではないと思いますし、もし行かれる時は当然注意は必要だと思います。
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