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パウロコエーリョ『賢人の視点』

私の人生のバイブルでもあった、アルケミストの著者パウロコエーリョ

彼の新著をジュンク堂で発見した。その名も

賢人の視点

読み始めは・・・ちょっとがっかりした。私は彼の文章と想像力が大好きだったから、短文のエッセイでもコラムでもない、自己啓発っぽい感じを残念に思ったのだ。
もう、何?これが老化ってこと?とさえ思った。

しかし、すぐにパウロごめん。となった。
読み進めると、気がついたのだ。
彼の言葉の幅の広さと深さ。そして生粋の旅人であること!

彼の引用する過去の賢人たちの言葉。それが多岐に渡りすぎる!孔子からペルシャのルーミーからアラブのことわざ、聖書などなど。

ブラジル人のパウロコエーリョが孔子の言葉を引用するなんて思ってなかった!そしてその発信元(場所)が時に地元のブラジル、フランス、アメリカ、そして日本まで!

旅は出会いだ。出会いによって知らないことを知る、体験することができる。旅の距離が大きければ出会いの数も比例して多くなる、と私は考えている。

まさにそれを実践し語ってくれている。

パウロコエーリョが旅をし見て感じて考えた視点から生きるヒントをくれる本。

旅はよき。旅がしたい。
人生は旅。


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